藤沢市は、宅地開発のために大規模な盛り土など造成が行なわれた区域を調べ、このほど造成地マップとして公開しました。
造成地は、人口が増加した時代、土地を平らにするため、谷や沢を埋めるなど盛り土が行なわれたところです。こうした造成地については、過去の地震で、宅地に被害が起きたことから、宅地の造成工事を規制する区域が、片瀬山や川名、藤が岡、などに広がっています。
今回の調査で、造成地が、片瀬山や藤が岡、柄沢、本藤沢、湘南大庭、それに湘南台など182か所に点在していることが判りました。このうち、土砂災害警戒区域と重なっているところが46か所に上るということです。
藤沢市によりますとこうした造成地は、必ずしも危険な場所だということではなく、対策を求めるものではないということです。ただ、盛り土などで造成された場所であることを市民に知ってもらい、防災意識を高めてほしいとしています。