鎌倉市は、鎌倉駅近くにあるいまの市役所本庁舎を深沢地区に移転する方針を明らかにしています。
いまの本庁舎が老朽化している上、業務を行うには手狭になっているためです。本庁舎はまた、津波浸水想定区域にも入っているほか、防災拠点としての耐震性が不十分だということです。
移転先とされる深沢地区は、藤沢市村岡地区と共に一体整備が計画されていて、JRの新駅設置も視野に入れています。本庁舎が移転となれば、事業の推進にとっては、追い風と言えますが、鎌倉市でも、反対運動が起きていて、住民投票に発展する可能性もあります。交通に関しても、深沢地区には、湘南モノレールの湘南深沢駅がすでにあり、JRの大船駅と接続しています。
深沢地区をめぐっては、サッカーJリーグ・湘南ベルマーレが検討している新スタジアムとの関連について、鎌倉市議会でも質疑が行なわれています。これについて、市側は、ベルマーレとの協議などはないと否定しています。