アメリカのコーヒーチェーン、タリーズを日本に根付かせた起業家であり、参議院議員も務めた松田公太氏が、藤沢商工会館で講演しました。
松田氏は、銀行大手を辞めてまで起業した理由について、アメリカで育ち、食を通じた文化交流に関わりたかったからだと話しました。ようやく、タリーズから店舗経営を許されたものの、一号店となる銀座の物件を借りるための資金調達が大変で、自ら表に立って何日も人の流れを分析して、銀行を説得したと吐露しました。
また開業してからも苦労が続いたが、社長が必死に働く姿を見せることで、アルバイトの店員らも働き方が変わっていったと指摘しました。
さらにライバルのスターバックスとの競合については、タリーズは、企業や病院の中に店舗を出して差別化を図ったと明かしました。
松田氏の起業までの話を聞いて、恐縮ながら、何もない状態から始めた自分の選挙を思い出しました。松田氏は、起業では何を成し遂げたいのか、経営理念が大事だと言います。それは、政治でも全く同じことです。