学校を子どもが主体的に考え、動く場にしようと活動している団体、ティーチャーズ・イニシアチブの宮地勘司理事に教育改革について伺いました。
宮地理事は、学校を変えるには、教師自身の考え方や教え方を変えなければならないと言います。そのため、団体では、半年間のプログラムを作って、全国から現役の教師が参加しています。
プログラムでは、徹底して教師が、子どもたちの主体的かつ協働的な学びを支援することを教えます。これまでのように一方的な授業を行なうのではなく、あくまで子どもたちが持っている本来の力を引き出す役割です。
大学教授らによる合宿や講義、そして実践を経て、新しい教育を体験します。答えがないやり方に、予定調和に慣れてきたたいていの教師は戸惑うということです。ところが、プログラムを終えて、多くの教師自身が変わると言います。
参加者からは、「固定観念が壊された」「教師は教えたい、子どもは教わりたいという概念が吹き飛んだ」「学校にいたら分からなかった」「教師も成長できることを知った」など評価する声が出ています。