子どもたちが、自ら課題を見つけ、解決しようという主体的な授業、アクティブラーニングを実践する具体的な方法として、教育と探求社の学習プログラムが注目されています。
これは、1年間のプログラムで、児童生徒が、グループになって、特定のテーマについて調べ、最後に発表します。テーマは、社会性があるものや、ビジネス的なもの、それに歴史的なものなど7つのコースに分かれます。現場へのインタビューやアンケート調査など「足で稼ぐ」内容も含まれています。
例えば、不動産会社からのテーマでは、高校生のグループが、都心部に墓地が多いことに注目して、土地を地域の交流拠点として活用する一方、スマホのアプリを作ってお墓参りができるよう提案しています。
個人的には、海外の大学院で行なわれている手法と同じだと思いました。詰め込み型の教育にどっぷりはまっていた自分も、最初は、面食らったのを覚えています。現在、135の学校が、プログラムを採用していますが、驚くべきは、公立の学校も含まれていることです。
プログラムを通して、生きるために必要とされる「自分をコントロールし、物事をやり遂げる力」も養われるほか、試験の学力自体も向上しているということです。