藤沢市に久しぶりに戻ってきて、びっくりしたことがあります。藤沢駅前にあった西武百貨店がなくなって、商業店が入った高層マンションが建っていたからです。
西武百貨店などセゾングループをつくった堤清二氏を描いた本が話題です。堤氏は、文化を前面に打ち出し、百貨店内に本格的な美術館をつくりました。また店をつくるのではなくまちをつくる、と言わんばかりに「公園通り」で、渋谷のまちを変えました。
バブル期の良い時代だったとはいえ、一企業が、街全体の利益を考えていたのですから、その大局観に感服します。
セゾングループは、2000年代に次々に解体されていきます。それでも、無印良品、パルコ、ロフト、リブロ、そしてファミリーマートとして、生き残っています。
わたしは、南口に大規模な公園広場をつくると共に、藤沢駅を湘南にふさわしいカッコイイ駅舎にしたいと提案しています。ここから、新たな藤沢の文化をつくろうと思っています。今こそ、藤沢市がリーダーシップを示すときです。