新しいスポーツビジネスを育てるため、ベンチャー企業向けに開かれた説明会で、第一線で活躍する起業家が講演しました。
銀座での説明会では、プロ野球の日本ハムのブランド戦略や、Jリーグの名古屋グランパスの観客数回復に貢献した日置貴之氏が、日本のスポーツビジネス開拓に必要なことについて話しました。
この中で日置氏は、日本では、アスリート自身が中心になり過ぎていて、経営面でも影響力を握っているが、これを顧客・ファンが中心の体制に改めなければならないと指摘しました。
また日本のスポーツは、国内で完結する傾向が強いが、アメリカのメジャーリーグやプロバスケのように経営面でも世界を相手に戦わなければならないと述べました。
さらにエンターテイメントや医療など他業種とのつながりを強めながら、スタジアムなど会場運営を進めなければならないと話しました。例えば、プロアメフトでは、脳震とう防止の研究が盛んで、アルツハイマーの予防にもつながっているそうです。
わたしは、藤沢市内にスケートリンクを作りたいと提案しています。これまでは、利用者のことばかり考えていましたが、視野を広げて、観客のことも考えなければならないと思いました。そのためには、ただのリンクではなく、やはり観客席を完備した本格的なリンクにする必要があると思いました。それでこそ、ただの競技場から、一段上のステージに立つことができます。