元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

清水竜太郎のオフィシャルサイトです

藤沢市子どもの生活実態調査最終結果 その1

藤沢市が去年、実施した子どもの生活実態調査の最終結果がまとまりました。
このうち学校に関する結果によりますと中学生の2割が、授業の理解度に困難を抱えていますが、授業が分からなくなった時期について、▲中学1年からが42%、▲小学5年から6年が18.2%、▲小学1年から2年が11.4%となっています。中学に入ってから、勉強が分かりにくくなるのは当然としても、小学校からすでに困難を抱え始めていることが明らかになっています。小学校からの授業の充実が必要な理由です。
分からないとき誰に聞くかについて、中学では▲友人が63.3%となっていますが、次が▲学習塾の62.4%となっていて、▲父母が59%、▲学校の先生は45.4%に沈んでいます。学校の先生が余り当てにされていないのは衝撃的です。

授業の理解度に困難を抱えているのは、小中学ともに家庭が困窮している子どもの方が高くなっています。中学では、▲授業が理解できるのが、一般家庭では83.6%なのに対して、貧困家庭では47.2%にとどまっています。そして、▲理解に困難があるのが、一般家庭では15.7%であるのに、貧困家庭では、その3倍の47.2%に達しているのです。
学校以外の勉強時間は、中学では▲1時間以上、2時間未満が29%で最も多く、▲2時間以上、3時間未満が23.3%となっています。その一方、▲「まったくしないか、30分未満」が18%に上っています。

ここでも経済格差の影響が明らかで、貧困家庭のうち「勉強をまったくしないか、30分未満」が、38.9%に上っています。これは、一般家庭の2倍余りの数字です。放課後の過ごし方が学力を決めると言われる中、ここでも格差が顕著となっています。

子どもの生活実態調査

藤沢市が去年実施した子どもの生活実態調査の最終結果
藤沢市議会議員 清水竜太郎
〒251-0052 藤沢市藤沢 991-19-901
© 2015 Ryotaro Shimizu All rights reserved.