国内唯一の地上戦となった沖縄戦から、74年となりました。朝日新聞のひとの欄に知人の女性が紹介されていました。
吉川由紀さんは、沖縄戦の研究者として大学で教えています。沖縄戦の実相を伝えようと「沖縄戦若手研究会」を立ち上げ、共同代表となっています。
さきごろ、研究会は本を出版しました。戦時中、これまで光が当てられてこなかった障がい者など、さまざまな視点から沖縄戦が語られています。
吉川さん自身も、沖縄の出身ではありません。長野県の出身で、若い頃沖縄に移住してきました。わたしが勤務していた沖縄放送局でスタッフとして働きながら沖縄戦の戦跡をめぐるガイド活動をしていました。
県民にとって、沖縄戦の痛みは計り知れません。普天間基地の県内移設にこれだけ反対するのも、沖縄戦の記憶があるからこそです。それでも戦争の風化が進んでいます。だからこそ吉川さんたちは活動するのです。
市議会も選挙を経て、構成も変わりました。様々な視点を反映させるためにも、様々な背景をもった方々が、もっともっと議会に参加してほしいと思います。