藤沢市は、台風15号による被害状況をまとめました。
消防の観測によりますと最大瞬間風速は、38.4メートルを観測したほか、9日の午前3時からの1時間で26ミリの雨を観測しました。
藤沢市内では、大雨や暴風など警報が出され、土砂災害警戒区域などに住む7万人余りを対象に「避難勧告」が出されました。「避難勧告」は、切迫性が高い「避難指示」に次ぐものです。これを受けて片瀬や鵠沼などで合わせて350人が避難したそうです。
▲国道467号線などで4件の道路冠水がありましたが、▲床上床下の浸水などはありませんでした。
▲木が倒れた件数は49件に及び、このうち藤沢地区では、アパートに木が倒れて、1人がけがを負ったということです。
▲建物の被害は、この1件が「半壊」だったほか、屋根が取れるなど50件が「一部損壊」となっています。
▲停電は、一時期、1万5900軒で発生しています。藤沢市によりますと現在も、片瀬や江の島、大庭などで、東京電力が把握していない地域で停電が発生している模様だということです。猛暑が続いていることから市では、市民センターを中心に開放していて、夜間についても個別に対応するとしています。