藤沢駅北口に広がるデッキ改修を進めている藤沢市は、想定外の工事が必要になったことから、工事費を1億8000万円積み増すことになりました。
藤沢市は、おととしから3年計画で、デッキ自体の改修をはじめ、休憩場所の設置など工事を進めています。
ところが、デッキを覆っている表面のタイルをはがして中を調べたところ、勾配をつけることで雨水を外に流すコンクリートの量が、40年前の資料と比べて多いことが判ったということです。
市はこのコンクリートを撤去する計画ですが、余分なコンクリートが見つかったことから、費用がかさむことになります。さらにコンクリートの下に位置している防水層については再利用する予定でしたが、劣化が激しいため撤去することになったものです。
一方、デッキの裏側についてもパネルを取り付ける金具も再利用する予定でしたが、こちらも劣化が激しいため撤去した上で取り替えることになりました。
また工事による周辺のお店や住居への騒音や振動が問題となっているため、工事時間も変更します。このため人件費が高くなります。
デッキ改修工事の費用は、3年間で21億2000万円に膨らみます。今回の工事内容が変わることでも12月の完成時期は変わらないということです。