元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

清水竜太郎のオフィシャルサイトです

引きこもり支援

藤沢市社会福祉大会が市民会館で開かれ、秋田県藤里町社会福祉協議会の菊池まゆみ会長が、引きこもり支援について講演しました。

自室から外に出られないなど引きこもりは、全国で100万人いるとされていて、とくに40歳から60歳に多く、高齢化と長期化が問題となっています。
菊池会長は、引きこもりを福祉の観点から捉え、必要なのは治療ではなく、やり直しを支援することだと言います。社協の拠点施設を開放して、居場所がない人が集まれる場所として、利用を促します。
対象者を訪問する際、説得するのではなく、外出しやすくなるよう新しい情報が詰まった冊子を何度も置いていくそうです。とくに大事なのは、引きこもっていたいろんな人が利用している事実を知ってもらうことです。

一方、引きこもりの人が気にかけるのが地域の目です。このため施設では、来やすいように特定の人に関わらず、誰でも出入りするように工夫しています。
中には、都会からわざわざ訪ねる若者もいて、地元でも喜ばれているということです。

社協では、就職の支援も行なっています。権利として受講できると知って受ける人も多いそうです。菊池会長は、引きこもりの人は、就職して普通の暮らしができるようになりたいと願っていると強調します。ただ履歴書の空白期間が、足かせとなりがちです。

わたしは、日本は、性別による差別もさることながら、年齢による差別が大きい社会だと感じています。また正規労働者の権利が強いため、一度レールを外れると再雇用が厳しく、やり直しが難しい社会です。
働くことは、人間のアイデンティティにもつながります。いまの雇用体系が見直され、やり直しがきく社会に変わって欲しいです。

引きこもり支援

藤沢市議会議員 清水竜太郎
〒251-0052 藤沢市藤沢 991-19-901
© 2015 Ryotaro Shimizu All rights reserved.