関西大学のアイススケート部をめぐる訴訟で、トラブルの要因のひとつが、どうもスケートリンクの利用方法にあるようです。
アイススケート部だけでなく、地域のフィギュアスケートクラブが、同じ大学のスケートリンクを共有して使っているのです。
選手にとって、練習場所を確保するのは最大の課題です。練習するスケートリンクが足りないからです。スケートリンクは、1985年のピーク時の3分の1以下で、200カ所を下回っています。
関西地方は、フィギュアスケートが盛んであることで知られています。来月には、大阪府の泉佐野市、京都府の宇治市にスケートリンクがオープンします。民間の力を借りているのが特徴です。
事態は首都圏も同じです。一線級のフィギュアスケート選手でさえ、練習場所がなく、スケートリンクを渡り歩いている状況です。
神奈川県内で横浜市内に一年中開いているスケートリンクがありますが、早朝から深夜まで利用者でいっぱいです。
わたしは藤沢市内にスケートリンクをつくるよう提案しています。民間と協力して、市有地を活用するのです。
藤沢市には大きな可能性があります。神奈川県の南部から西部にスケートリンクがなく、比較的所得が高い世帯も多いからです。
スケートリンクは、華麗なイメージがあり、ほかのスポーツと比べて、まちのブランド力向上にも役立ちます。スケートボードやバスケットボールなど他の競技との複合施設にできればと思っています。