藤沢市の湘南台駅の地下通路で、音楽や絵画を楽しもうというイベント「アートスクエアプロジェクト」が実施されました。
これは地元の有志が開いたもので、湘南台駅の地下通路の一角を藤沢市から借りて、初めて開きました。
会場には、東京オリンピックのセーリングを応援する絵画展や、ソプラノの独唱、それにハーブの演奏などが行われました。
日ごろ、ただ通り過ぎる地下通路が文化の発信拠点となっただけに、市民が足を止めて演奏などに聞き入っていました。
わたしは、藤沢駅を湘南のまちを感じさせる駅舎に建て替えるとともに、美術館の役割をもたせたいと提案しています。それだけに今回の湘南台駅での取り組みには、たいへん勇気づけられました。
有志グループでは、地下通路へのピアノの設置を計画していて、藤沢市と交渉する一方、ピアノの提供を呼び掛けています。
通りがかりの人が気軽に弾ける「ストリートピアノ」は、世界的に人気で、横浜市の馬車道駅や、浜松市の浜松駅などが有名です。
文化芸術は、これまでの美術館やコンサート会場を飛び出して、まちの中に展開していく時代だと思っています。