千葉県野田市で小学生の女の子を虐待で死亡させたとして、父親に対して実刑判決が出されました。この事件では、女の子が暴力を受けていることを訴えたいじめに関するアンケート調査が問題となりました。
1年前、藤沢市に聞いたところ、虐待に関するアンケートはないが、学校生活に関するアンケートの中で、「先生に伝えたいことがあれば書いてください」という自由記述欄を設けて対応しているということでした。
いま教育と福祉の連携が重要となっています。例えば藤沢市でも、スクールソーシャルワーカーが福祉的な観点から支援を行なっていて、学校と家庭をつないでいます。
虐待など家庭での問題を解決するためにも、アンケートは大事な糸口になると思っています。子どもからのサインを一早く見つけるのです。
市議会の予算委員会で、家庭での暴力という言葉を使うのは難しいかもしれないが、もっと明確な質問の仕方に変えた方がよいのではないかと質問しました。
これに対して教育委員会は、アンケートは年2回行なっているが、今年度から中学校では「学校生活以外も含めて書いてください」にしたほか、小学校では「どんなことでも書いてください」に変えるなど、児童生徒が書きやすいように改善したと答えました。
子どもは、質問の仕方一つで心を開くので常に工夫が必要だと思います。