藤沢市保健所は、先月末までの新型コロナウイルスの感染の有無を調べる新規の検査件数が666件だったことを明らかにしました。
同じ時期に「帰国者・接触者相談センター」に相談があった件数が4321件なので、6件から7件のうち1件の割合で検査が実施されたことになります。
検査件数をめぐっては、全国的に件数が絞られているのではないかという指摘が一部で出ています。
これについて保健所では、国の示した基準に従って検査を行なうか判断しているとした上で、「フェーズで基準は変わる。最初は重症の肺炎を見逃さないという基準で対応していたので、いまより検査は厳しかった。2月から基準は変わったので検査の枠も広がった。先月は一日で30件から40件検査した」と答えました。
またこの間、感染が確認された人数が54人で、陽性率が10%弱になることについて、「9割は軽症であり、陽性率は高いかもしれないが、抜きんでて患者が多くはない」と述べました。
そのほか、情報公開のあり方について、重症か軽症なのかなど患者の状況や、入退院した人数などについて、公表に向けて整理しているとしています。
さらに今後、第二波、第三波の可能性があることについては、医療機関と連携して体制を整えていくと強調しました。