新型コロナウイルスの感染防止のため、外出自粛が続く中、全国的にごみの増加が問題となっていて、藤沢市も例外ではありません。
藤沢市環境部によりますと3月の家庭から出たごみの量は、前の年の同じ時期より1割増えています。その一方で、お店など事業者からのごみの量は1割減っているということです。
これは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、緊急事態宣言が出る前ではありますが、市民の外出が減って、家にいる時間が増えたためだとみられます。
藤沢市では、家庭ごみや資源ごみの収集については通常通り行なっていますが、今月末までは「リサイクルプラザ藤沢」や「石名坂環境事務所」などへの直接持ち込みについては休止しています。
また3月は、資源ごみの量は変わっていないということです。しかし、古着など古布類については、海外に輸出してリサイクルしていましたが、工場の停止で流通ができなくなってしまっています。国内業者もひっ迫した状態で、藤沢市も古着を出すのを控えるよう呼び掛けています。
全国的には、外出自粛で、家での整理整頓が盛んになり、古着を捨てる量が増える傾向にあります。
ごみの収集作業については、作業員の感染防止が重要です。作業員の命を守るためにも使ったマスクやティッシュなどが外に出ないよう袋をしっかり閉めるなどわたしたち自身も気を付けなければなりません。