藤沢市は、コンビニ大手セブンイレブンの協力を得て、ペットボトルの回収箱を店先に設置し、増えるペットボトルの回収対策に乗り出しました。
新しく店先に回収箱を設置したのは、片瀬店など市内15店舗で、13地区に1店舗は含まれるよう配慮されています。
藤沢市が、ペットボトルの回収作業などを受け持つほか、セブンイレブンが回収箱の設置や管理、そして日本財団が回収箱の費用を補助しています。
ペットボトルの回収を促す取り組みとして、回収箱に5本入れると「nanacoカード」に1ポイントが付きます。
藤沢市が回収した昨年度のペットボトルの量は、10年前より4割も増えています。
回収されたペットボトルは、全国的には、「熱利用」として燃やされていて、実際に再製品化されているのは、3割ほどだと言われています。
いまの新型コロナウイルスもそうですが、長期的には環境対策こそが、感染症対策につながります。
ペットボトルばかり使っているわたし自身も反省しています。しかし、いまこそ、プラスチック製品の利用を少なくする方法を真剣に考える必要があると思います。
最近始まったレジ袋の有料化もいわゆる使い捨て文化を見直す一歩になります。しかしながら、本丸である使い捨てのプラスチック製品は、まだまだ残っています。
いま品物を入れる頑丈な紙製品もでてきているので、国や業界レベルで、転換を図るときだと思います。
ペットボトルが飲料水の小容器として許可されたのは、たった20年ほど前です。いまのコロナ危機を考えれば、環境のために、少し利便性をガマンすることは難しくないように思います。