コロナ対策も必要な中、藤沢市は災害時の避難所のひとつとして、市内にある5つのホテルと協定を結びました。
協定を結んだのは、藤沢駅周辺の4つのホテルと湘南台駅周辺のホテルです。
対象となるのは、高齢者や障害者、それに妊婦らで、地震や台風などの災害時、避難所で過ごすことが困難だと判断された場合、藤沢市の負担で利用することができます。
藤沢市はまた、新たに秋葉台文化体育館を水害避難所に指定しました。500人を収容できるほか、ペットの同伴も100組想定しています。
また「車中泊」を想定して駐車場も、500台分受け入れます。
秋葉台文化体育館は、奥田公園駐車場などと共に大災害での遺体安置所となるため、避難先になるのは、あくまで水害だけで、地震などの避難所は兼ねません。
藤沢市はさらに、3カ所の市民の家も水害避難所に指定しました。去年の台風で、片瀬と善行地区の避難先が足りなかったためで、片瀬市民の家、片瀬浪合市民の家、それに立石市民の家が指定されています。
避難所については、密集を避けなければならないほか、プライバシー保護の観点から、決して快適とは言えない環境が問題となっています。
これを受けて藤沢市は、各避難所に間仕切りと簡易ベッドを10セット分用意できるよう体制を整えています。また有効性が指摘されているテントも取り入れています。