藤沢市は、まだ食べれらるのに食品が捨てられるフードロスをなくすため、月初めに家庭で余っている食品を回収しています。
回収した食品は、社会福祉協議会やフードバンクかながわを通じて、生活に困っている方々に届けられます。
藤沢市によりますと集まった食品は、▲去年11月が85.5キロで354点、▲12月が114.5キロで344点となっています。▲1月はこれまで58キロで198点です。
缶詰やレトルト食品、麺類、それにお米などが中心です。
藤沢市が集めているのは、常温で保存でき、開封されてない賞味期限まで1か月以上のものです。
藤沢市だけでなく、イトーヨーカドーの藤沢店と湘南台店、ユーコープの湘南台店とミアクチーナ湘南辻堂駅前店も、ほぼ同じように回収への協力を求めています。
日本のフードロスは深刻で、年間643万トン、毎日、大型トラックで1700台分の食品が捨てられています。半分近くが、家庭からの廃棄です。
フードロスを減らすことも大事ですが、コロナ危機にあって、食品の提供が人助けにつながっているのも素晴らしいことです。
わたしの知人の方も、忙しい年末にお米を提供されました。もう1人の知人は、不動産業を営んでいますが、苦しむ会社をおもんばかって、賃料を引き下げたそうです。
コロナ危機で、人々の心はすさみがちです。そんな中、自分でない他人を思いやる気持ちにこちらの気持ちも温かくなります。