藤沢市が提示した藤沢駅南口の再整備に関する素案について、パブリックコメントの募集が行われています。募集は、来月18日まで藤沢市のサイトなどに詳しいことが書かれています。
パブリックコメントは、集まった意見を取り入れることができるか検討することになります。形骸化が指摘されていますが、公式な意見表明の場です。
さきの鵠沼のクロマツの伐採は延期となりました。パブリックコメントではありませんが、多くの市民が伐採しないよう立ち上がった結果です。
市役所の担当は、さまざまな利害関係者の意見を聞いて判断を下します。今回のクロマツの場合、本来なら緑を守らなければならない立場の公園課も、安全性の観点から切るよう求める意見との狭間でつらかったのではないかと想像しています。
そういうときこそ市民から多くの意見があれば、判断を転換する理由になります。内容はもちろん大事ですが、数もまた大事です。
村岡新駅もそうですが、計画が決まってしまってから文句を言っても手遅れになりがちです。計画が固まる前に意見を出すことが極めて重要です。確かに市役所による情報公開は十分とは言えませんし、親切だとも言い切れません。わたしも力の限り、たくさんの市民に知ってもらいたいと思う情報を発信してきたつもりです。
市政に失望することもあろうかと思います。でもあきらめてしまったら終わりです。あきらめてしまうと違う誰かが、皆さんに代わって物事を決めてしまいます。
藤沢駅前はまちの顔であり、心臓部です。南口をどのようにするかは、決定的に重要です。南口をどのようにするかで、まちの将来が決まると言っても過言ではありません。
わたしが提案している大規模な公園広場にすれば、藤沢の価値を上げることができる自信があります。池袋のまちを一変させた南池袋公園が実証しています。
これほど重要な計画を市役所や、南口の利害関係者、それに地元の名士たちで決めてはなりません。ぜひ参加してください。ご意見を出してください。