コロナ危機の中、医療や福祉の最前線で活躍している方々を応援しようと藤沢市が集めている「医療・福祉応援寄付金」の総額が4000万円を超えるなど、善意の気持ちが集まっています。
この寄付金は、藤沢市がコロナ危機を受けて、当初「藤沢市医療従事者応援寄付金」として寄付を募ってきたものです。寄付は市役所への持ち込みをはじめ、銀行や信用金庫などでの納付、そしていわゆる「ふるさと納税」のサイトから寄付できます。
藤沢市では、「ふるさと納税」を通してあらゆる寄付を募っています。寄付先では、▲「医療・福祉応援寄付金」が圧倒的に多く、1700万円となっています。
▲次に多いのは、「教育応援基金」で、▲福祉分野にあてられる「愛の輪福祉基金」、▲「みどり基金」、▲「文化振興基金」、それに▲「災害復興基金」などの順となっています。
「医療・福祉応援寄付金」は、感染症対策用品の購入などに使ってもらうため、すでに4500万円の補正予算がついています。このような多額の寄付金が集まるのは異例で、3月まで受け付けています。
2位の教育応援基金は、大学などへの奨学金にあてられるもので、経済的に苦しく、退学が増えている実情を救いたいという気持ちの表れだと言えます。
コロナ危機で医師や看護師、それに患者らへの言われなき中傷も目立つ中、市民の善意に心が洗われます。
今年度の基金残高については、▲「みどり基金」が8億円、▲「愛の輪福祉基金」が5億5000万円、▲「災害復興基金」が5億2000万円などとなっていて、適宜、取り崩されて、必要な事業に使われています。