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6小学校で体操服の肌着を禁止 藤沢市

小学校の体育の授業のとき児童が着用する体育着の下に「肌着」を着ることを禁じるケースがみられ、全国的に問題となっています。これについて藤沢市教育委員会は、市内にある6つの小学校でこのようなケースがあったことを明らかにしました。

これは予算委員会での答弁で明らかになったもので、学校側は、汗で肌着が濡れてしまい、体を冷やしてしまうからだと話しているということです。
教育委員会では人権上の問題だと捉えていて、改善するよう学校側への注意喚起を徹底しているとしています。

今回の問題については、わたしも市民の方から指摘を受けていて、言語道断だと思います。肌着が濡れてしまうのが心配ならば、着替えを用意してもらえば済むことです。そもそも機能性の高い運動着が溢れる中、いまだに一律の体育着を着なければならないこと自体、わたしには、古くささを感じます。

さらに着替えの問題もあります。教育委員会によりますと中学校では、授業用の更衣室がすべてありますが、小学校では、35校中13校にとどまっています。こうした更衣室の中には、いわゆる余裕教室も含まれています。
全国的には児童生徒の減少で教室に余裕がありますが、藤沢市は逆で、教室に余裕がない状態です。

文部科学省は、施設の整備方針で「利用しやすい位置に男女別に計画することが重要だ」としています。教育委員会では、全面的なリニューアルなどを機に更衣室をつくっていく計画です。現状では、着替えの仕方は各学校の工夫に委ねられていて、教室内にカーテンを引いて対応している例もあるということです。
いくら小さくても子どものプライバシーは大事なので、統一した指導が必要だと思います。

また日本の公教育に警鐘を鳴らしてきた経営コンサルタントの大前研一氏が主張するように、学校内のルールや規則は、児童生徒みずからが考え、決めることが大事だと思います。教育委員会も、自主的な活動につながると評価していて、働きかけていくとしています。
早く21 世紀にふさわしい学校にしたいものです。

体操着肌着禁止

※写真はイメージで本文とは関係ありません。



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