藤沢市は新型コロナのワクチンについて、個別接種ができる149の医療機関を発表しました。
接種を受けるには、まず接種を希望する医療機関に直接予約しなければなりません。予約は原則5月10日からとなります。予約にはクーポン券が必要で、クーポン券は年齢の高い方から順番に届くことになっています。
医療機関は、藤沢地区が27か所でもっとも多く、次が鵠沼地区の22か所となっています。いわゆる病院としては、▲藤沢地区は「山内病院」、▲辻堂地区は「湘南ホスピタル」と「湘南太平台病院」、▲明治地区は「湘南藤沢徳洲会病院」、▲片瀬地区は「藤沢脳神経外科病院」、▲鵠沼地区は「クローバーホスピタル」、▲大庭地区は「村田会湘南大庭病院」、▲湘南台地区は「湘南第一病院」、▲長後地区は「藤沢湘南台病院」、▲御所見地区は「藤沢御所見病院」、▲遠藤地区は「湘南慶育病院」となっています。
ほかは診療所となりますが、内科だけでなく、整形外科や産婦人科、耳鼻科、眼科、小児科も含まれています。藤沢市としては、日ごろ通い慣れているかかりつけ医での接種を主体とすることで、少しでも接種をしてもらいたい考えです。
接種は17日から始まる予定で、接種は無料で、お金は一切かかりません。接種の際は、クーポン券と免許証など本人が確認できる書類が必要となります。体育館や市民センターなどで実施予定の集団接種については、6月以降に始めたい考えで、調整しているとしています。
藤沢市は、12日から「まん延防止等重点措置」が適用されます。神奈川県は、飲食店には午後8時までの時短のほか、酒類の提供をしないよう要請します。また1000平方メートルを超える大型施設にも時短を要請します。要請に応じれば協力金を支給するとしています。
緊急事態宣言が延長された大阪に比べて、神奈川県の新規感染は急拡大はしていませんが、着実に増えています。藤沢市も同じで、5月の感染者は8日時点で79人です。藤沢市は、重点措置から外れていただけに大型連休が明けた今後の拡大が心配です。重症患者は2人、中等症患者が8人、死亡した方は28人に増えています。
神奈川県の平均陽性率は急上昇していて、7.97%に達しています。重症患者向けの病床は199床確保しているとしていますが、このうちすぐ使える病床を急きょ増やし、152床に引き上げています。入院している患者は49人で、事実上の病床利用率は32.24%となっています。
市民の皆さんも外出の自粛など不満がたまっていると思いますが、感染防止策は、別に国や県や市のためにやるのではありません。自分や愛する家族や友人のためにやるのだという原点に立ち返っていただきたいと思います。