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足立区の「機能別の公園」づくり

東京の足立区は、公園に個性をもたせようと機能ごとに公園を分ける取り組みを進めています。ボール遊びについても、積極的な姿勢を打ち出しています。

足立区には、500近い公園がありますが、似通った公園が多いほか、一斉に改修が必要な時期を迎えています。そこで足立区では、「パークイノベーション」と名付けた改修計画に着手しています。

まず一定の地域ごとに公園の機能を「にぎわいの公園」と「やすらぎの公園」に分けています。「にぎわいの公園」は、にぎやかに過ごすことが目的で、子どもがのびのび遊んだり、人々が集まったり、健康づくりに勤しむところです。「やすらぎの公園」は、静かに過ごすことが目的で、小さい子供連れがゆっくり遊んだり、ベンチで休んだり、自然を楽しむところです。

モデル地区である青井駅周辺では、「にぎわいの公園」として青井公園と青和コミュニティ公園が含まれています。▲青井公園は、「ボール遊びができる公園」が特徴で、文字通り、高いフェンスに囲まれたボール遊び場があります。足立区では、多目的広場などを入れると40を超える公園を「ボール遊びをするお勧めの公園」としてわざわざ紹介しています。

▲青和コミュニティ公園には、広場があり、現在、「ボール遊びルール」に従って、子どもたちが積極的にボール遊びを楽しんでいます。藤沢市もそうですが、これまでボール遊びは、やってはいけないことが強調され、やっていいのかいけないのか分かりづらい状況です。その結果、子どもたちがボール遊びを控えてしまっているのが実情です。足立区はこれを変えて、ルールを明示することで、公園の広場では、ボール遊びができることをはっきりさせています。

足立区のルールは、「ケガがないように譲り合って、楽しく安全にボール遊びをしましょう」と掲げています。その上で、「できるボール遊び」として、▲ゴムボールでのキャッチボール、▲リフティングやパス回し、▲ドリブルやトスなど広場からボールが飛び出ない遊びとしているほか、▲グランドゴルフやゲートボールと定めています。ただし、バットやラケット、それにゴルフクラブは使えません。

ルールでは「気を付けてほしいこと」として、▲硬いボールは使わない、▲ボール遊びができるのは小学生までの子どもとその保護者、▲人や樹木、フェンスにボールをぶつけないとしています。

一方、「やすらぎの公園」として、青和憩いの森公園と青和ばら公園が含まれています。▲青和憩いの森公園は、「まちなかで自然を感じる公園」で、木のデッキにあるベンチから緑を楽しめます。▲青和ばら公園は、「たくさんのばらが咲く公園」で、ばらに囲まれた通路を散策することができます。

足立区では、「タコがいる公園」や「おもしろい遊具がある公園」、「長い滑り台がある公園」をリスト化して紹介しているほか、地元高校の美術部に依頼したり、コンテストを開いて、トイレの外装を一新する試みも展開しています。

機能別の公園

にぎわいの公園「青井公園」

パークイノベーション

にぎわいの公園「ボール遊びができる公園」

パークイノベーション

「にぎわいの公園」の様子

パークイノベーション

「やすらぎの公園」青和憩いの森公園

パークイノベーション

「やすらぎの公園」

パークイノベーション

「やすらぎの公園」青和ばら公園

 

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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