元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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避難情報が大きく変更されました

災害時に自治体が発する避難情報が大きく変わりました。これまであった「避難勧告」がなくなり、「避難指示」に一元化されました。

これまでは、警戒レベル4の中に「避難勧告」と「避難指示」が同じように入っていて、分かりにくいという指摘がありました。これを受けて国は、5段階中のレベル4を災害の恐れが高いとして、「避難指示」だけにしました。「避難指示」が出されるのは、従来の「避難勧告」のタイミングになります。ここでは、必ず避難しなければなりません。

その前のレベル3は災害の恐れがあるとして、「高齢者等避難」としています。これは従来の「避難準備・高齢者等避難開始」と同じです。お年寄りなどのほかにも、避難の準備をしたり、危険を感じたら自主的に避難するタイミングです。

国がおととし実施したアンケートからは、「避難勧告」と「避難指示」の意味を理解しているのは2割に満たず、「避難指示」こそ避難するタイミングだと誤解している人が多く、私もその一人でした。ところが、本当は、「避難勧告」こそ避難を始めるタイミングであり、「避難指示」は避難のタイミングとしては実は遅かったのです。

警戒レベルが一番高いレベル5は、災害が発生または切迫しているときで、「緊急安全確保」としています。この段階では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。そしてレベル5は、必ずしも出される訳ではありませんので、レベル4までに必ず避難する必要がありまます。

新しい「避難指示」などを出す基準は、川が氾濫する危険性を示す水位の状況や、土砂崩れの危険性を示す地面に染み込んだ雨量指数となります。避難情報は、こうした基準をもとに地域ごとに出されますが、藤沢市では、状況に応じて、早めに発令するケースもあるとしています。

今回、私にとって黄色信号の意味合いだった「避難勧告」がなくなって、いきなりレベル4の「避難指示」となるわけですが、藤沢市としては、レベル3の「高齢者等避難」を目安に早めの避難をしてほしいと話しています。「避難勧告」がなくなった分、「高齢者等避難」のもつ重みは増してくると言えそうです。

避難情報

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