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集団接種を拡充へ 藤沢市

藤沢市は、新型コロナウイルスのワクチン接種を広げるため、集団接種を拡充します。

藤沢市はかかりつけ医による個人接種を柱に、6か所での集団接種を実施していますが、希望者が多いため、常設の会場を作るものです。場所は、辻堂神台にある「ココテラス湘南」の五階で、7月11日から開始します。

医師会や薬剤師会の協力のもと、1日当たりの定員は1000人をめざしていて、問診をする医師や希釈などをする薬剤師、そして注射する看護師などの確保に努めます。

1回目の接種日は、11日、14日、15日、18日、21日、22日、25日、28日、29日、それに31日の合わせて10日間です。協力が得やすい日曜と水曜、そして木曜日が中心です。いまの集団接種のおよそ8倍の接種が可能となります。

予約できるのは、原則としてクーポン券がある方で、接種を希望する日によって、予約開始日が異なります。予約は、藤沢市の専用コールセンターか、専用サイト、もしくはLINEの公式アカウントからとなります。

藤沢市では、確実に接種を進めてもらおうと個人接種を柱に高齢な方からクーポン券を配送してきました。その数は15万を超えています。すでに今年58歳になる方までの発送を終えていて、今後は7月10日までに16歳から57歳になる方まで発送したい考えです。ただ接種を行なう医療機関が対応できなくなるおそれもあることから、状況をみて判断します。

65歳以上の接種の総数は6万7200回で、接種率は31.6%となっています。1回目が42.64%で、2回目は20.56%です。内閣官房の資料では、全国平均が60.26%と26.46%なので、かなり開きが出てきています。

供給されるワクチンの状況ですが、今月までに21万回分が届いていて、7月半ばには3万回分が入ることになっていますが、その後は未定です。若い世代ほど接種に積極的ではないとされますが、早く国からの計画が示されなければ、ワクチンが不足する事態もあり得ます。

自衛隊による東京での大規模接種センターでの接種については、クーポン券が届いていない希望者にはクーポン券を発送してきましたが、今後、幅広く発送していくため、25日をもって受付を終了します。

藤沢市の新規感染ですが、5月は288人、6月は168人と減少しています。しかしこの間、9人の方が亡くなるなど感染者数に比べて死者数が目立っています。

一方、この間、神奈川県の平均陽性率は、ひとケタにとどまりましたが、下がり切らずに上向き始めています。感染者数に比べて重症患者は多く、確保している199床のうち、すぐ使える病床を増やして対応しています。利用率は一時半分近くまで高まりましたが、最近は25%前後になっています。また感染力が強いと言われるデルタ株、いわゆるインド株の累計は、166人となっています。

ワクチン接種の普及で、今後、お年寄りの重症化が防げることが期待される一方、新たな感染症に十分対応できるよう医療提供体制の構築が必須です。

追記:

藤沢市は、今回の集団接種の対象をクーポン券がある方としていました。しかし、藤沢市は、ワクチン接種について、原則として7月末までは65歳以上の高齢者を優先します。このため、「クーポン券が届いた一般の方は、市内の接種機関での接種は控えるようご理解ご協力をお願いします」としています。どうぞご注意ください。

集団接種を拡充へ

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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