元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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藤沢駅の再整備は小田急から先に

藤沢市は、これまでJRと小田急で同時に進める予定だった藤沢駅の再整備について、小田急側から先に取り掛かる考えを明らかにしました。

これは都心部再生委員会で明らかになったものです。いま地上にある小田急の改札口を2階に移して、JRの改札口と隣り合わせにすると共に、南北を結ぶ自由通路を2倍に広げる計画です。昨年度までに基本設計を定め、詳細設計を作ろうとした矢先にコロナ危機に直面したことから、策定の1年先送りを余儀なくされていました。

ところが、鉄道会社との協議や国からの補助の目安が立ったため、小田急側の工事について先に進め、その後にJR側の工事を行なうことで一致したということです。

藤沢市は、議会の承認を得て今年度中に詳細設計に着手し、来年度までに策定を完了します。そして2023年度半ばから工事に入り、2027年度に改札口の移設と小田急側の自由通路の拡幅を終えたい考えです。

再整備では既存の柱をそのまま使い、地上にある改札口は規模を縮小する形で残します。改札内のコンコースについてはいまのJRと同じ広さにします。自由通路については、西側に広げる形となります。ホームドアについても早期に設置するとしています。

第二期の工事にあたるJR側の工事については、2027年度までに詳細設計を決め、2028年度から工事に入りたい考えです。いまの西側にある小田急との乗り換え通路付近まで、2階のコンコース部分を拡張します。

これに合わせて小田急側もコンコースを広げて、乗り換え部分を新たに設置します。自由通路については、JRの駅事務所をコンコースの方に移すことで、通路の拡幅工事を完成させます。全体の完成時期については、11年後をめざすとしています。

事業自体の長期化や建設資材の値上がりなどから事業費は、25億円増えて、335億円になります。ただ国庫補助を受けることで市側の負担は4億円減って176億円になるということです。

私は藤沢駅の再整備は、南口広場のあり方と共に今後の藤沢を左右する決定的に大事な事業だと考えています。すでに藤沢駅をデザイン性の高い「湘南の玄関にふさわしい」駅舎にするよう提案すると共に南口に大規模な公園広場をつくるよう要望しています。

しかしながらいまの藤沢市は、南北の回遊性を高めること、南口の客を北口に誘導することに固執しすぎて全体像を見失っていると思います。いまの藤沢にとって大事なのは、回遊性や利便性よりも個性だと思います。市民が誇れるカッコいい駅づくりに力を入れるよう委員会で強く指摘しました。

藤沢駅再整備

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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