元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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江の島のバリアフリー化と環境対策

この4月、横浜市の桜木町と運河パークを結ぶロープウエイが話題となりました。5分の間、最大40メートルの高さから、みなとみらい地区の風景を堪能できる新しい観光資源です。わたしが提案している「スケートリンク」と同じように公費負担なく、民間が建設から運営まで担っている好例です。

ロープウエイと言えば、藤沢市の観光名所、江の島でもバリアフリー化の一環として、ロープウエイの活用も基本計画の中で候補の一つとなっています。江の島は、急な坂が多く、標高差が60メートルあります。しかしエスカレーターも車イスが利用しにくいなど、バリアフリー化が求められています。

藤沢市は、セーリングの会場となったオリンピック開催までは、ソフト面からの対策を行なった上で、開催後はハード面からの対策を行ないたいとしていました。

これについて藤沢市は、「江の島の地形環境を考えるとバリアフリー化への改修余地は限られている。またその特殊な地形から多額な費用が見込まれる。さらに埋蔵文化財があることや、景観法の規制もあり、現時点で新たなインフラ整備は難しい」と答えています。

ノーベル物理学賞に地球温暖化研究が選ばられるなど環境対策は、地方自治体にとっても待ったなしです。江の島についてわたしは、環境対策を推進するうえで、目玉政策になれると考えています。以前、一般質問で、江の島は車で観光するところではないのではないか、交通制限をしたうえで、バスを走らせるなど環境対策の一つとしての交通政策を考えるべきではないかと質問しています。

この度、奇しくもオリンピックが開かれ、交通制限が敷かれたうえで、バスで観光客を運ぶ方法が取られました。藤沢市も、ようやく2050年までに温暖化ガスの排出を実質ゼロにする宣言を行なったばかりです。観光経済への影響を検証しつつ、交通を制限する方法についても考えるときだと考えます。

これに対して藤沢市は、「観光地であるだけに遠方からの客も多く、一定の自動車需要はあると考える。しかし、二酸化炭素の削減は必要であり、シェアサイクルの実験や、江ノ電のパークアンドレイルライド、大橋の三車線化を行なっている。公共交通機関の利用促進など対策を進めたい」と答えています。

バリアフリー化

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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