東京の京王線の車内で、乗客が斬り付けられる事件が起こりました。その際、乗客がドアを開ける非常用のドアコックを使ったほか、車内の異常を知らせる非常通報装置のボタンが押されたそうです。
いざというときのため、身近に使う電車の安全対策がどのようになっているのか、あらかじめ知っておくことが大事です。
例えば、わたしがたまたま乗り合わせた江ノ電の車両の場合ですが、ドアコックは、ドアの横の壁にあるほか、ドア近くのイスの下にありました。レバーを引くとすべてのドアが手で開けられると書いてあります。
ただ注意書きとして、みだりに車外に出ると危険としていて、降りるときは、ほかの車両や降りる場所に気をつけるよう呼びかけています。なお係員の指示がある場合には従うよう求めています。
また非常通報装置も、ドアの横の壁に設置されていました。非常のときは、真ん中にある赤いボタンを押します。
京王線の事件では、車内で何が起きているのか運転士らが、状況把握するのに手間がかかったようです。
国は鉄道会社に対して、防犯カメラの設置を促していますが、なかなか難しく、海外と同じように日本でも外出時は緊張感をもつことが大事になっています。イヤホンを着用したり、スマホに熱中してしまうと周りの様子も分かりにくいので、要注意です。