元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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藤沢駅南口に大規模な公園広場を(藤沢市議会一般質問における答弁)

自然環境と都市が調和したまち・藤沢市こそ、大規模な公園広場がふさわしいと考えます。
経済的地盤沈下が指摘されている藤沢駅周辺の再活性化のまさに起爆剤になりえます。
2016年の12月議会の一般質問で提案したように藤沢駅南口に大規模な公園広場をつくるべきだと考えますが、現在の考えはどうなのか聞きました。

藤沢市は「駅前広場の空間構成については、一般車の流入動線の検討やより進んだバリアフリーへの対応、緑豊かな賑わい空間の創出など検討課題が明らかになっている。大規模な公園広場は限られた空間で困難だが、人がくつろげる場など人中心の空間づくりは重要であることから広場空間機能についても検討していく」と答えました。

【「藤沢らしい」個性について】
藤沢市が提示しているいまの再整備の素案は、南口を単に整理しただけで、
市民が望むような「湘南らしさ」「藤沢らしさ」を感じることはできません。中途半端な再整備ではなく、自然環境豊かな「藤沢らしい」空間にしなければならないと考えるが、当局の考えを質しました。

藤沢市は「環境空間にも配慮し、既存樹木の伐採は極力避け、利活用するなど配慮が必要だ。一方、ムクドリの被害が問題となっており、ケヤキなど高木は伐採せざるを得ない面もある。植栽の設置などで四季の移り変わりが感じられる癒しの空間や憩いの場を形成していく。季節感や藤沢らしい自然環境が感じられる空間となるよう検討していく」と答えました。

【人や環境を優先した空間について】
藤沢市も温暖化対策として事実上の温暖化ガス排出のゼロ宣言を行ったばかりです。時代は、ガソリン車から環境にやさしい新たな交通体系を作る方向に向かっており、クルマに占領された南口を環境や人にやさしい空間に変えるチャンスだと考えるが、当局はどう考えるのか質しました。

藤沢市は「市は脱炭素社会の実現をめざしてるほか、ITを使った交通の効率化をめざすマースの活用検討が全国で進められている。
藤沢市も将来から逆算した視点をもって新たな交通体系をつくる必要がある。素案の見直し作業において、環境にも人にも優しい広場空間になるよう
これらの観点を取り入れて検討していく」と答えました。

【デッキのあり方について】
再整備の素案では、駅の自由通路を延長した形で巨大なデッキを小田急デパートにつなげたい考えですが、せっかくの広い空間が埋もれてしまい、開放感がない空間になってしまいます。むしろ真ん中の陸橋はなくし、周辺部分を広げた方が、開放性が高まるのではないかと当局の考えを質しました。

藤沢市は「中央にある乗り換えデッキは鉄道の乗り換えの利便性向上から必要だと考える。幅と断面構成については、ネットワークの強化と開放感のある地上部との両立ができるよう検討していく。
一方、回遊性を高める外周デッキは、開放感がある駅前広場とするため、デッキ自体を民地内に整備することで、柱や階段をなくし、歩道や広場空間の幅が確保できる」と答えています。

【デザイン性の高いカッコいい駅舎について】
再整備の素案は、自由通路の拡幅を前提としたもので、あくまで「利便性」「回遊性」の向上を優先したものと感じざるを得ません。「利便性」も大事ですが、これからの時代、もっと大事なのはまちの「個性」だと考えます。
大事なのは公園広場だけでなく、以前提案したように「デザイン性の高いカッコいい駅舎」「美術館のような駅舎」をつくることだと考えており、当局の考えを質しました。

藤沢市は「一義的に駅舎は鉄道事業者の財産であり、その協力が必要なうえ、さらなる事業費の増額が見込まれる。また自由通路は、既存のものを活かした拡幅整備で、デザイン性の高い外装は構造的に困難だと考える。こうしたことから協議では、外装については藤沢駅周辺地区と調和した色彩やデザインにするとともに機能性を重視して検討を進める。内装については湘南の玄関口にふさわしい藤沢市の顔となるよう周辺事業者でつくるエリアマネジメントや鉄道事業者と共に今後設置する(仮称)藤沢駅前街区エリアデザイン会議で検討していく」と答えました。

清水竜太郎議員

藤沢駅南口

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