藤沢市にある湘南台駅の地下通路の一角に巨大な壁画が完成し、お披露目式が行われました。湘南台アートスクエアと呼ばれるこの計画は、地下通路を文化芸術の舞台にしようと地元有志らが取り組んでいるもので、定期的にピアノを置いた演奏会が開かれています。
巨大壁画は横が20メートルもある絵画で、市内に住む廣田雷風氏が2か月間かけて描きました。廣田氏が特徴としてる赤みの強いオレンジ色を背景にピアノの鍵盤やバイオリン、トランペットなどの楽器があふれ、その中を自転車や馬に乗った人々が行きかう様子が楽しそうに描かれています。
この日は壁画を前に置かれたグランドピアノを次々と演奏者たちが立ち寄っては思い思いの曲を弾いていきました。周囲には椅子が用意され、住民だけでなく、行きかう人々らが演奏を楽しんでいました。
地下通路は、藤沢市の道路という扱いであり、さまざまな規制がありますが、地元有志をはじめ東木・安藤・石井議員の尽力で、魅力的な場所に生まれ変わりつつあります。わたしはこれからの文化芸術は外に開放されるべきだと考えています。市役所はもちろん、改修される藤沢駅も美術館のような場所にすべきだと提案しています。藤沢駅周辺の地下通路もきれいに再整備されましたが、わざわざ通りたくなるような文化芸術面からの工夫が欲しかったと思います。