元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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藤沢駅周辺のまちづくりガイドラインについて

藤沢駅周辺の再整備を進めている藤沢市は、駅前の良好な都市環境の形成に向けて「まちづくりガイドライン」の骨格を示しました。

藤沢駅周辺のビルやデッキは昭和40年代から50年代に建てられ、老朽化が進んでいて建て替えの時期に差し掛かっています。藤沢市としてはこれを機に公共施設だけでなく民間施設ともども「湘南の玄関口にふさわしい」駅前のまちづくりを進めたい考えです。

まちづくりの基本方針としては▲にぎわいのある空間、▲自然や開放感が感じられるデザイン、▲歩きたくなる回遊性、▲再生可能エネルギーや緑化など持続可能性を挙げています。そのために民間施設についても、「住宅用途を除いた商業機能を基本にする」「敷地分割をしない」「壁面後退で広場空間を確保する」「建物の高さを80メートル以下にする」「より質の高いバリアフリー」などを優先事項として求めたい考えです。

藤沢市では建て替えの際、できるだけ早く計画を出してもらい、これらの優先事項を踏まえて話し合った上で審査・認定していくとしています。そして優先事項を取り入れた計画に対しては、容積率の緩和や固定資産税の優遇、テナント誘致への助成など支援を行ないます。

わたしは藤沢駅前をどうするかがまちの今後を左右すると思っています。そのため南口の大規模な公園広場づくり、デザイン性の高い駅舎への改築、そして広告規制を含めた統一感のある周辺整備とそのための財政的な支援を訴えてきました。それには藤沢市のリーダーシップが欠かせませんが、ようやく民間も対象としたガイドライン作りという形になり、希望を感じています。

ただ今回のガイドラインには優先事項まではいかない提案事項があって、より踏み込んだ内容となっています。例えば「圧迫感の軽減など街並みを考慮した工夫」「高さを50メートル以下にする」「駅前の交通体系への貢献」「公共空間やにぎわいの創出に向けた協力体制づくり」「緑の保全に関する条例で定める緑化基準以上の緑化」などです。

いま都会の駅前の風景はどこも同じで、個性がありません。都市と自然がうまく融合した駅前をつくり出せば、それだけで価値が高まります。それには民間の協力はもちろん、ある程度高い基準が必要ですし、公的支援が必要です。藤沢は第二の東京・横浜になる必要はないと思います。

藤沢駅周辺のまちづくりガイドライン

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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