コロナ危機でリモートワークが進む中、藤沢市でも自転車の利用が高まっています。そんな中、スマートフォンひとつで好きなところで自転車を借りて、好きなところで返すシェアサイクルの導入が市内でも増えています。
全国的にシェアサイクルでは、NTTドコモ系の会社のほか、ソフトバンク系の会社・オープンストリートが主流となっています。藤沢市内では、オープンストリートが提供するシステム「ハロー・サイクリング」が急拡大しています。
都市計画課によりますと市内では、自転車がとまるポートは、藤沢や辻堂、湘南台、江の島の駅周辺やコンビニエンスストアで増えていて、ポートの場所は90を超えるということです。自転車の台数はおよそ800台で、1か所につきだいたい5台が備わっています。
利用が多い場所は季節によっても異なるということですが、夏は江の島周辺が多かったほか、辻堂や湘南台駅周辺も多かったということです。とくに学生の利用が多い湘南台駅と慶応大学の間は利用が目立っているとしています。
無料で会員登録をすれば、アプリを使って予約ができます。料金は30分までは130円で、延長すると15分で100円です。12時間までは1800円となっています。
環境都市としての地位を高めるため、江の島周辺を中心に、観光客をターゲットにこれまでシェアサイクルはじめ借りる自転車の推進を訴えてきましたが、なかなか進みませんでした。しかし、コロナ危機もあって、このようにシェアサイクルが普及してきたのをうれしく思います。