藤沢駅北口にあるサンパール広場で、障害者向けのパラスポーツを体験するイベントが開かれました。
これは藤沢市が広場を管理する藤沢駅周辺地区エリアマネジメントとともに開いたもので、パラスポーツを知ることで共生社会を進めようというものです。
会場の中で「ブラインドサッカー」は、パラリンピックの種目になっている競技で、選手はアイマスクを着けて、音の出るボールを使ってプレーします。体験コーナーでは、子どもたちが音を頼りにボールを足で止めてから、ゴールに向けて蹴っていました。音だけが頼りの中、方向や距離の感覚がなかなかつかめず、四苦八苦していました。
「スポーツ車いす」は、車いすに乗って、コースに置いてある赤いコーンを交互にかわしながら速さを競う競技です。子どもたちははじめ、車いすの動かし方を教えてもらった上で、実際に車輪を手でこいで、懸命にゴールをめざしていました。
会場では身体だけでなく、知的障害者が参加するスポーツ大会「スペシャルオリンピックス」に関する展示コーナーもありました。大会自体は国内と世界大会があって、日ごろの練習の成果を発表する大切な場となっています。大会は4年に一度、夏期と冬季に分かれていて、競技種目は競泳や陸上競技、バスケットボールやサッカー、スキーやスピードスケートなどです。
わたしは6年前、日本の名誉会長である細川佳代子氏の講演を聞き、初めてスペシャルオリンピックスのことを知りました。今では多くの企業やボランティアが支援していますが、パラリンピックほど知られていないので、ぜひ知っていただきたいと思います。