元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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藤沢市の学校の安全対策状況について

埼玉県の中学校で教員が切りつけられる事件が起きました。藤沢市の学校の安全対策はどうなっているのか、教育委員会に聞きしました。

市内の公立の小中学校などでは、まず▲門から職員室のある玄関まで誘導線と呼ばれるラインが引いてあります。この線からはみ出せば不審な行動になる可能性があります。関係者以外は、職員室に申し入れ、許可証などを受け取る必要があります。

▲学校ではすべての門に防犯カメラが設置されました。一つの学校につき2つから4つ設置されていて、出入りの様子を録画しています。▲校舎にある職員室の玄関にもカメラがあります。インターフォンが押されると録画を始める仕組みです。

校舎の中では、まず▲教室など授業で使う部屋についてはすべて、非常通報システムと呼ばれるブザーが設けられています。ブザーを押せば、職員室だけでなく、警備会社や警察に連絡がいきます。そのほか、▲大阪府池田市での事件をきっかけに相手の動きを封じる「さすまた」が各学校に数本、配布されているということです。学校によっては独自に犯人役を使った訓練も行われています。

今回の事件でも容疑者がどのように校舎内に入ったのか捜査が行われているようですが、学校の門は関係者でなくても入れてしまうのが現状です。教育委員会では、登下校以外は門は閉めておくことが基本だと話していますが、徹底されていないようです。

教育委員会としては、「地域に開かれた学校」との釣り合いをどのように取るか苦心しています。学校に遅れてくる児童生徒への配慮もあるとしています。こうした事情もあり、門にカギをかけるまでは考えていないとしています。

開かれた学校としては、校庭や体育館を使うケースが多く、「地区社会体育振興協議会」を通じたスポーツ活動が代表格です。それ以外の地域のレクリエーション大会などについては、学校長が承認するか判断しています。こうした活動や行事は、各団体に任されていますが、夜間や休日など授業がない時間に実施されています。

わたし自身は厳しい海外の学校にならって、安全対策を優先するべきだと考えます。ほかの自治体では、専門の監視員を置いている学校もあるそうですが、費用対効果も考えなければなりません。都内には門のそばにインターフォンが付いていて、訪問者が来るたびに門を開け閉めする学校もあり、現実的な方法だなと思います。教育委員会では、門のあり方を含めた安全対策について改めて各学校に通知する予定です。

藤沢市学校の安全対策

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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