元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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新型コロナウィルス 藤沢市は3月2日から臨時休校

安倍総理大臣が、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、すべての小中学校などを臨時休校にするよう要請しました。

藤沢市教育委員会では、来月2日から25日まで臨時休校とします。
対象は、市立の小中学校と特別支援学校です。ただ小中学校のみ、5日を登校日として、休校の趣旨や勉強について伝えるとしています。

一方、卒業式は、小学校は19日、中学校は11日、白浜養護学校の小中等部は18日、高等部は17日に開催します。

感染防止のため、出席は縮小し、時間は短縮します。保護者の出席は、一家庭1人の予定です。
また修了式については、25日に執り行います。

特別支援学校・特別支援学級の児童生徒は、保護者が仕事を休めず、事業者への預かりが難しい場合、学校を居場所として開設します。給食や送迎バスはありません。

共働き世帯に対応するため、放課後児童クラブは、原則として午前8時から開きます。
ただ感染防止の観点から、自宅で過ごすことができる児童については、通うのを見合わせてもらうようお願いします。

今回の要請は、現場に大きな混乱を与えています。しかし、この一、二週間が、感染が拡大する山場であること、子どもの安全を優先することを考えれば、やむを得ない、むしろ遅すぎる判断だったと思います。

新型コロナウィルス 藤沢市

新型コロナ 藤沢市のイベントや卒業式への影響

新型コロナウィルスについて、政府は、今後2週間の事業・イベントを中止延期などとするよう要請しています。

藤沢市は、3月末までの対応方針について、▲市が主催する屋内の事業・イベントについては、原則、延期または中止とするとしています。また屋外については、不特定多数が来場する見込みの場合も同じです。
ただしこの期間に実施する必要があり、例外的に実施するか判断する場合は、お年寄りや持病がある方が参加するかなどに留意して決めるよう求めています。

▲藤沢市が共催する事業・イベントについても同じ対応です。▲市が後援する事業・イベントは、例外的に実施する場合、手洗いの徹底など感染症対策を求めています。
また、▲民間団体などが、藤沢市の施設を利用する場合は、延期や中止は求めないが、感染症対策をお願いするとしています。

これに沿って屋外ではありますが、3月1日に開催予定だった自転車のロードレース「サイクルチャレンジカップ藤沢」の中止がすでに決まっています。
一方、藤沢市教育委員会は、市立学校の卒業式について、感染の拡大を防ぐため、参列者の規模を縮小することや時間を短縮するとしています。

全国的な感染が広がる中、藤沢市内でも相談件数が増えています。2月初めに保健所に設置された専門の相談センターに対して、286件の相談があったということです。

国の専門家会議は、今後、1週間から2週間が急速に拡大するかの瀬戸際だと指摘しています。イベントだけでなく、職場や学校、交通機関、福祉施設でも感染の恐れがあります。政府も重い腰を上げ、今回の要請に踏み切りましたが、重要な局面だからこそ強い対応が求められています。

新型コロナウィルス

片瀬江ノ島駅の新駅舎

藤沢市にある小田急線・片瀬江ノ島駅の新しい駅舎は、外観工事がおおむね完了し、28日から一部の改札が供用開始となります。

新しい駅舎は、竜宮城をイメージした古い駅舎を尊重して、本格的な竜宮造りとなっています。緑色の屋根に赤と白の建物で、金色の竜やイルカの像が屋根を飾っています。

「関東の駅100選」に選ばれるなど個性的な駅舎として、親しまれてきた駅だけに、わたしも藤沢市に対して駅舎の保存を訴えてきましたが、駅の個性をより強く打ち出すものになったことに安堵すると共に小田急電鉄に感謝しています。

駅舎のほかにも、トイレが全面的に改良されました。男女とも個室が増えただけでなく、多目的トイレも増えました。また女性向けの化粧コーナーが設けられています。

片瀬江ノ島駅は、コンコースの拡張工事がまだ終わっておらず、すべてが完了するのは5月ころになるとしています。

1日あたり2万人が利用する片瀬江ノ島駅、通勤のみならず、観光客を迎える個性あふれる駅としてこれからが楽しみです。

片瀬江ノ島駅の新駅舎

片瀬江ノ島駅の新駅舎

新型肺炎 藤沢市の学校や保育所の対応

北海道で小学生の兄弟が新型コロナウイルスに感染したことが判りました。

藤沢市教育委員会は、小中学校などに対して発熱など風邪の症状があった場合、児童生徒および教職員は、無理せずに自宅で休養するよう求めています。
これは文部科学省の通知に沿ったもので、藤沢市保健所に相談した上で医療機関を受診するよう呼び掛けています。
感染していると診断された場合はもとより、37.5度以上の熱が4日間以上続いた場合や、強いだるさや息苦しさがある場合、欠席とせずに、出席停止などの扱いとします。

その一方、学級閉鎖などはどういう場合に行なうかの基準はないということです。ただインフルエンザの場合、例えばクラスの2割程度が休んだら閉鎖することが目安となっていて、去年は、藤ヶ岡中学校が休校となっています。
今回の新型コロナウイルスの場合、保健所と相談した上で、対応することになるのではないかと話しています。

これに対して保育所は、学校のように休校や学級閉鎖をする法律がありません。
これは、保育所の目的が、子どもを教育する場所ではなく、預かる場所であるためで、預けたいという保護者がいる限り、目的を果たさなければならないためです。

しかし現実は杓子通りにはいきません。去年、台風19号の際、藤沢市保育課は、独自の判断で、台風が接近した前の日に休園を決定しました。交通機関の計画運休によって、保育士が通勤できないことや当日が土曜日にあたり、利用者が少なかったからです。

災害の時もそうですが、新型コロナウイルスのような感染症が広がったらどうするのか、自治体が独自に判断しなければならず、厚生労働省による基準作りが必要となっています。

新型コロナウイルス

マスク不足への藤沢市の対応

新型コロナウイルスへの感染を防ごうと藤沢市内でもお店でのマスク不足が目立っています。
藤沢市防災安全部では、感染症対策のみならず、災害対策として今後、マスクの備蓄に積極的に努めていく考えを示しました。

藤沢市には、過去に鳥インフルエンザや東日本大震災が起きた際、大量にマスクを購入してその残りが保存されていましたが、今回の新型コロナウイルスの感染拡大で、友好都市である中国昆明市に一部送ったこともあり、配布するほど十分な備蓄がないということです。

国内のマスクは、国産が3割ほどで、政府は増産に向けて協力するメーカーに対して補助金を交付する方針だと伝えられています。
マスクをめぐっては、新型コロナウイルスの感染防止以外の目的で、必需品となっている方もいて、優先的な配慮も求められています。

藤沢市防災安全部では、例えば、災害発生時の避難所における冬のインフルエンザなど感染症を防ぐため、今回の新型コロナウイルスの感染拡大が一段落した後、マスクや消毒液の備蓄を本格化したいと話しています。

感染症対策も、災害と同じ準備が大事で、危機管理が問われます。今回浮かび上がった教訓を来たる災害対策にも活かしていかなければなりません。

コロナウイルス対策

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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