藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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パークツーリズム

わたしが4年前の一般質問で取り上げた“泊まれる公園”が、静岡県沼津市に続いて、福岡市にもできることになりました。

泊まれる公園の先駆けになったのは沼津市にある少年自然の家です。沼津市は、民間の公共R不動産の関連会社と組んで、この公園を本格的な宿泊ができる公園に変えたのです。

森の中には、独特の球型のテントが設置されて宿泊施設として人気を博しています。日が暮れると中から光が洩れて、幻想的な世界が広がります。

この度、国土交通省は、同じ会社や三菱地所、積水ハウスと組んで福岡市東区にある海の中道海浜公園に宿泊施設をつくりました。

宿泊できるのは、沼津市と同じ球型のテントで、4人が泊まれるものを13棟設置しています。この公園は、博多湾を望む広大な面積があり、アスレチックやカヤックなどアウトドアを楽しむことができます。

こうした滞在型のレクリエーション施設は3月にオープンする予定です。国土交通省などは、今回の取り組みを「パークツーリズム」と呼んでいます。公園自体が旅の目的となり、そこで地域特有の体験を楽しんでもらう狙いです。

わたしは、藤沢市の少年の森を念頭にこのような泊まること自体が楽しくなる宿泊施設、および芸術性の高いデジタルアートを使った夜間型のテーマパークをつくれないか提案しています。パークツーリズムの考えこそ、北部振興につながりますし、藤沢市に打ってつけだと思います。ただ早い者勝ちですので素早い決断が必要です。

パークツーリズム

トンガ海底火山噴火による異例の津波注意報

トンガの火山島で起きた大噴火で、気象庁は太平洋側を中心に幅広い範囲に津波注意報を出しました。藤沢市を含む相模湾にも注意報が出されましたが、けが人など被害はなかったということです。

今回は、奄美大島や岩手県で警報も出されました。奄美大島と岩手県では1メートルを超える津波が観測されました。予想される高さが、「1メートルを超え、3メートル以下」とされる警報がそのまま当たった形となりました。

藤沢市に出された注意報で予想される高さは「20センチ以上、1メートル以下」となっています。津波は予想の高さを超えることもありますし、何度も押し寄せます。観測された津波の高さは、確かに注意報の予想の範囲内に収まりましたが、観測所によって高さがまちまちなのには驚きました。

神奈川県内で見ますと▲三浦市の三崎漁港で16日午前3時1分に40センチ、▲油壷で午前3時21分に30センチとなっています。

ところが▲静岡市清水港や▲名古屋港で20センチだったのに、▲千葉県館山市が50センチ、▲茨城県大洗港が60センチ、▲仙台港が70センチと北に行くほど高くなるのかと思いきや、高知県や和歌山県では90センチを観測するなど異なっています。

津波注意報と警報のもつ重みはやはり違うものですが、今回のケースをみると注意報だからといって決して侮れないなと深く反省しました。

専門家は今回の噴火による津波は、気圧の変化で起きる「空振」によるものではないかと説明しています。地震で言うところの震源が遠くても、新型コロナのまん延と同じく、地球はつながっているのだと強く感じました。

2004年にスマトラ島沖で起きた巨大地震によるインド洋大津波では、東南アジアからアフリカ東部まで津波が押し寄せ、22万人が犠牲となっています。今回の津波は、準備の時間がありましたが、震源が近海の場合、時間はありません。警報はもちろん、注意報が出た場合、海岸や川の河口からすぐに離れる、そして、可能な限り高いところに逃げるか海岸から遠く離れたところに逃げてください。決して立ち止まったり、引き返さないようお願いします。

トンガ海底火山噴火による異例の津波注意報

オミクロン株による感染状況

オミクロン株によって新型コロナの感染が拡大しています。藤沢市の発表でも15日現在、新年になってからの新規感染は241人に上っています。

12月が24人だったのに比べて、半月で10倍です。3割強を20代が占めています。ほとんどが軽症で、感染経路が分からないケースが多くなっています。現在入院している患者は、中等症が3人で、軽症が4人、自宅療養が128人です。
【神奈川県の医療状況は】
神奈川県の1日あたりの新規感染は1500人を超え、去年8月下旬の水準です。平均陽性率も9.87%に跳ね上がっています。一方で重症の入院は4人にとどまっています。県は210床を確保病床としていて、このうちすぐ使える病床は124床です。

中等症については、入院が256人に上っています。1890床が確保病床で、すぐ使えるのは1088床です。実質的な病床利用率は23.5%に高まっています。

県は感染拡大を受けて、病床確保の段階をフェーズ「1」から「3」に引き上げることを認定医療機関に通知し、即応病床を増やすよう協力を求めています。「3」の確保病床は、重症が160床、中等症が1540床です。

去年猛威を奮ったデルタ株と違って感染力は強いものの、重症化はしにくいと指摘されています。新規感染が増えれば、当然重症患者も増えるので母数を抑えることが重要です。ただ去年とはワクチン接種が進んだこともあり、状況は違ってきています。医療提供体制をひっ迫させないことを軸に対応することが肝要です。

【今後の対応の判断基準は】
爆発的な感染となっている沖縄県では、医療従事者が感染してしまい、現場が回らない事態が出てきていると聞いています。政府もオミクロン株に感染した人の濃厚接触者については、隔離期間を14日間から10日に短縮するほか、エッセンシャルワーカーについては6日目の検査で陰性なら待機を解除する方向です。

神奈川県は、感染状況もレベル「1」からレベル「2」に引き上げています。「2」は、5段階のうちの真ん中で警戒を強化すべきレベルとしています。まん延防止等重点措置も視野に入るレベルですが、県は、要請は総合的に判断するとしています。

医療を含めたフェーズの引き上げについては、病床のひっ迫や入院患者の増え方に着目するとしています。現在の確保病床の85%に3週間以内に達する見込みがある場合、早めに対応すると話しています。

(3回目のワクチン接種は)
藤沢市における3回目のワクチン接種ですが、医療従事者につづいて、高齢者への接種券の発送が始まっています。接種券があれば、個別の場合、各医療機関で予約できます。接種は31日から原則始まります。集団の場合、2月2日からの接種開始を予定しています。場所は、ビックカメラ藤沢店東にあるF.I.C富士ビル本館です。予約は20日ころの見込みです。

ワクチンはファイザー製かモデルナ製で、モデルナは量が以前の半分になります。64歳以下への接種券の発送は3月以降となります。

重症患者を出さないため、新規感染を抑える、感染しても他の人にうつさないことが大切です。そのためにマスク着用や換気の徹底、そして密を避けるなど基本的な対策はもちろん、薬局で実施している無料検査や抗原検査キットを利用していくことも大事だと思います。

新型コロナ感染拡大

鎌倉幕府の浮世絵展示会

今年の大河ドラマで描かれる鎌倉幕府に注目が集まっています。そんな中、藤澤浮世絵館では、「浮世絵が描く鎌倉幕府の物語」の企画展示会が開かれています。

展示会には、鎌倉幕府の武士たちにゆかりの作品、合わせて14点が集まっています。
▲歌川貞秀の作品は、壇ノ浦の戦い後、源頼朝が、父の義朝の供養を行う様子を描いたものです。御家人が集合する中、のちの頼家を肩に担いだ頼朝やそばに控える北条義時の姿が見えます。

▲月岡芳年の作品は、初代執権、北条時政が江の島の岩屋に子孫繁栄を祈りに参拝したところ、弁財天が現れた様子を描いています。

▲歌川国芳の作品は、頼朝が敗れた石橋山の戦いで、平家側の大将格だった大庭景親の勇姿を描いています。景親は、いまの大庭城跡あたりを支配していたと言われています。その景親の系列をさかのぼると歌舞伎の有名な演目「暫」の主人公、鎌倉権五郎だったというのですから歴史は面白いです。

藤沢・鎌倉にこれだけ一級品の題材があるのですから活かさない手はないと思います。来月には藤沢市が誇る市民オペラの上演が控えています。

わたしはNHK新人記者の頃、頼朝が流されたいまの静岡県伊豆の国市で、市民らがつくった市民オペラ「頼朝」を取材したことがあります。八重姫との悲恋から旗揚げまでを描いたオリジナル作品です。その後、伊豆市民オペラ協会が設立され、世界遺産にもなった韮山反射炉をつくった江川坦庵を主人公にした市民オペラを成功させています。藤沢市もそろそろ創作オペラを始めてもいいときなのではないかと期待しています。

浮世絵が描く鎌倉幕府の物語

浮世絵が描く鎌倉幕府の物語

浮世絵が描く鎌倉幕府の物語

ドローダウンの具体策とは

二酸化炭素など温暖化ガスの削減については、世界の研究者が検証した具体的な対策を集めた本「ドローダウン」が注目されています。

この本が特に注目されているのは、これまで効果が高いと考えられてきた風力や太陽光など再生エネルギーと並んで、いわゆるフードロス、フードウェイスト削減や食肉中心の食生活からの転換など「食」にかかわる対策が上位に入っている点です。

本では、具体的な対策を効果が高い順にランク付けしています。
「食」の分野としては、▲3位の食糧廃棄の削減や▲4位の植物性食品を中心とした食生活、▲11位の環境再生型農業、▲21位のクリーンな調理コンロ、▲23位の農地再生が続きます。

「土地の利用」では、▲15位の植林、▲35位の竹の生産、▲38位の森林保護です。

「発電」では、▲8位の大規模な太陽光発電、▲10位の屋上ソーラー、▲25位の集光型太陽熱発電、▲34位のバイオマスです。

「建物」では、▲27位の地域冷暖房、▲31位の断熱や▲33位の家庭向けLED照明です。

「運輸」では、▲26位の電気自動車、▲32位の船舶、▲37位の大量輸送交通機関などとなっています。

フードロスの次に驚かされるのは、「産業」分野の冷媒が全体の1位になっていることです。冷媒とは、冷蔵庫や空調に使われる熱を奪う物質で、代替フロンが代表です。

ところが、代替フロンには温室効果があり、事業者が廃棄する際、漏れないよう回収することが義務付けられています。しかし排出は増えているのが実情で、使用時の漏れの点検や適切な回収の徹底、グリーン冷媒への転換が必要です。冷媒の他には、36位に代替セメントが入っています。

これらの具体策に対して藤沢市はどうなのか計画案を見てみます。まず発電について、藤沢市は太陽光発電を普及させるため、2030年度の補助件数を現在の5割増しにする目標を掲げています。

土地利用については、緑地率が低くなる中、都市公園を整備したり、開発行為に対して緑化を指導するとしています。緑地率については、いまの25.2%から29%にしたい考えです。また農地面積が減る中、地産地消を推し進めるとしています。運輸では、自転車専用レーンの距離を現在の倍以上にすることを掲げています。

フードロスについて、藤沢市はこのまま進めば10年後には、年間6100トンになると見込んでいますが、4700トンまで削減する目標を掲げています。フードロスを削減する一方、利用しない食品を有効活用するとしています。

日本のフードロスは深刻で、年間640万トンが捨てられ、半分近くが家庭からです。藤沢市では、市役所のほか、イトーヨーカ堂やユーコープで受け付けていますが、新たに受付場所を増やしました。各市民センター、村岡公民館、藤沢公民館のほか、無印良品の湘南藤沢オーパ店とテラスモール湘南店で受け付けています。平均でひと月あたり50キロの提供があるということてす。常温で保存できるなど条件があり、提供された食品はフードバンクや福祉団体に送られます。

計画案で、フードロス削減の占める割合は大きくはありません。「ドローダウン」のケースを見ると実際に削減効果がある分野はどこなのか改めて問い直す必要もあるかと思います。

ドローダウン

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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