元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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藤沢本町駅の駐輪場

小田急・藤沢本町駅の西側に新しくつくる駐輪場について、藤沢市は、建物はつくらずに今の平地にそのまま駐輪できる「平面式」の形にすることを明らかにしました。

藤沢本町駅の市営駐輪場は、西側の駅近くにあり、1000台が停められますが、そばを走る道路を拡幅するため、新しく駐輪場をつくるものです。
新しい駐輪場は、いまの駐輪場の北側に位置しています。土地の形状が小高い山になっていることから、掘削して、平らにする工事に入ります。

新しい駐輪場は、アンケート調査の結果を踏まえて、600台の収容を予定しています。ほかの市営駐輪場との兼ね合いから有料とします。いまの無料の駐輪場は、自転車が詰め込まれ、通路さえ塞がれる状態で事故も起きかねません。用地の取得には、2億9000万円があてられます。

藤沢本町駅近くは、わたしも免許取得のためお世話になった三共自動車学校があり、せっせと通っただけに親しみがあります。

藤沢市が運営する駐輪場は、藤沢駅や辻堂駅など7駅の周辺に23か所あり、合わせて1万1800台余りを収容できます。そのほか、民間の駐輪場は、13か所あり、合わせて5800台が収容できます。
こうした駐輪場はすべて有料で、市営の無料の駐輪場は、藤沢本町駅や片瀬江ノ島駅など11か所が残っています。

自転車愛好家として、自転車の利用が増えることはうれしい反面、交通や駐輪のマナー向上も高まってほしいと考えます。

駐輪場

藤沢市内の災害時避難先の拡充

コロナ対策も必要な中、藤沢市は災害時の避難所のひとつとして、市内にある5つのホテルと協定を結びました。

協定を結んだのは、藤沢駅周辺の4つのホテルと湘南台駅周辺のホテルです。
対象となるのは、高齢者や障害者、それに妊婦らで、地震や台風などの災害時、避難所で過ごすことが困難だと判断された場合、藤沢市の負担で利用することができます。

藤沢市はまた、新たに秋葉台文化体育館を水害避難所に指定しました。500人を収容できるほか、ペットの同伴も100組想定しています。
また「車中泊」を想定して駐車場も、500台分受け入れます。

秋葉台文化体育館は、奥田公園駐車場などと共に大災害での遺体安置所となるため、避難先になるのは、あくまで水害だけで、地震などの避難所は兼ねません。

藤沢市はさらに、3カ所の市民の家も水害避難所に指定しました。去年の台風で、片瀬と善行地区の避難先が足りなかったためで、片瀬市民の家、片瀬浪合市民の家、それに立石市民の家が指定されています。

避難所については、密集を避けなければならないほか、プライバシー保護の観点から、決して快適とは言えない環境が問題となっています。
これを受けて藤沢市は、各避難所に間仕切りと簡易ベッドを10セット分用意できるよう体制を整えています。また有効性が指摘されているテントも取り入れています。

避難所

市民窓口センターの民間委託

藤沢市は、2022年から市民窓口センターの窓口業務を民間に委託したい方針です。

民間への委託は、保険年金課と介護保険課につづくもので、人員を削減できるほか、柔軟な体制運用によって待ち時間を減らすことができるとしています。

藤沢市は、これまで東京や平塚市など先進例を視察したり、複数の業者と意見交換をしてきました。「プロポーザル方式」という方法で、業者を公募し来年1月に選定したい考えです。

自治体の主な業者選定の方法ですが、▲一般競争入札は、不特定多数が参加する入札で、いちばん有利な条件を申し入れた業者を選ぶ方法です。▲指名競争入札は、適切と認める特定多数の業者を指名した上で入札で決める方法です。

これに対して▲随意契約は、入札は行わないで、特定の業者を選び契約する方法です。選ぶ基準は価格だけでなく、技術や実績などを含めた総合力と言われています。
その中でも、業者側からサービスや製品を提案してもらい、総合判断で選ぶのが「プロポーザル方式」となっています。

藤沢市は、民間委託の業者を選ぶ際、一定のノウハウがあることが必要だとして「プロポーザル方式」を採用しています。業者を募集する際は、ホームページ上で公募したほか、神奈川県の「電子入札共同システム」の活用を図っているとしています。

ただ一連の民間委託では、応募業者が2、3社しかありませんでした。全国的に民間委託が増えていて、業者が集まりにくい側面もあるようですが、議会でも応募が増えるよう、積極的な働きかけを求める意見が出されました。
またこれまでのケースは、同じ業者が選ばれているだけにリスク分散の視点も今後、重要になると思います。

市民窓口センター

永遠のヒーロー、トム・シーバー

誰にも子どものときのヒーローがいると思います。大リーグ・元メッツの大投手、トム・シーバー氏はわたしのヒーローでした。

シーバー氏は認知症を患っていましたが、75歳で亡くなりました。新型コロナウイルスも関連したと言われているだけにがく然としています。

最近、投手に贈られる最大の名誉、サイ・ヤング賞が話題となっていますが、シーバー氏は3回受賞しています。通算勝利数は311、今後300勝投手は現れないと言われています。通算防御率は、2.86、殿堂入りしたときの得票率は、当時最高の98.4%、これを上回るのは、日本でもお馴染みのケン・グリフィ・ジュニア氏とマリアノ・リベラ氏、そしてデレク・ジーター氏だけです。

大リーグ史上屈指の名投手でしたが、なんといっても1960年代、お荷物球団だったメッツを優勝に導いた立役者として不動の地位を築きました。弱いメッツが勝ったことは、「ミラクル」と呼ばれ、カウンターカルチャーの象徴的な出来事とされています。

わたしも知らなかったのですが、シーバー氏は、いまでは当たり前となっている相手打者の研究や身体の手入れに熱心で、先駆者として知られていたそうです。

シーバー氏について、知らなかったことがもう一つありました。いま、黒人への差別解消を訴える運動が盛んですが、ベトナム戦争が泥沼化する時代、シーバー氏は、戦争反対に声を上げた最初の一人だったというのです。

自分のヒーローが本当のヒーローだったことを知り、感激しています。いまや白髪が混じりはじめた子どもの夢を最後まで裏切らなかったトム・シーバー氏こそ、わたしのヒーローです。

トム・シーバー

藤沢駅の自由通路拡幅 1年先送り

コロナ危機を受けて藤沢市は、藤沢駅の2階にある南北の自由通路を拡幅する事業を1年間先送りします。

藤沢駅周辺の再整備事業では、いま1階にある小田急電鉄の改札口を、JRのある2階にもってきて、合わせて自由通路をいまの2倍に拡幅する計画です。

拡幅事業については、JRと小田急電鉄の三者で合意していて、駅舎の改修を含めた総事業費は310億円を見込んでいます。しかし今回のコロナ危機を受けて、藤沢市だけでなく、鉄道事業者も財務状況が悪化しています。

基本設計については今年度中に策定しますが、来年度から始める予定だった次の詳細設計について、藤沢市は、「事業費やスケジュールの精査のため、調整期間が必要だ」として、1年間先送りすることを明らかにしました。
これによって詳細設計は、再来年度からの2年間で策定し、工事は2024年度から入りたい考えです。

また東西をつなぐ地下通路の改修については、若干の遅れが出たものの、来年度中の完成を予定しているとしています。

一方、藤沢市は、村岡新駅の建設については、今年度末に事業を実施するか判断することになっています。これについて藤沢市は、「持続的なまちづくりのために必要だ」として、予定通り今年度末に判断する考えを示しました。

藤沢駅周辺の再整備について、わたしは、駅舎を湘南らしいデザイン性の高いものに改修することや南口に大規模な公園広場をつくるよう提案しています。
南北を結ぶ利便性も重要ではありますが、それ以上に藤沢というまちの価値を示す玄関づくりの視点が重要だと思います。

さらに財政が悪化する中、村岡新駅周辺に投資するお金があるなら、藤沢駅周辺に集中投資してほしいと思います。

藤沢駅

 

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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