元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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築地市場の原爆マグロ

東京の台所と呼ばれた築地市場が、83年の歴史に幕を閉じ、解体工事が始まりました。
築地市場には、半世紀以上前、放射能に汚染されたマグロなどが埋められた負の歴史があります。〝原爆マグロ〟と呼ばれた魚は、水爆実験によって、ビキニ環礁近くで被ばくした静岡県焼津市のマグロ漁船、第五福竜丸に積まれた魚でした。

「死の灰」を浴びた船員の一人、大石又七さんには、かつて2度に渡って、インタビューに応じていただきました。大石さんは、静かな声で、一つ一つの言葉を絞り出すように、質問に答えてくれました。
多くの船員は、身体を蝕まれ、差別を受けた上、補償金の問題などから地元を離れざるを得ませんでした。大石さんは、次々に亡くなる仲間を前に重い口を開き、核の恐ろしさを伝え始めたのです。

大石さんたちは、築地市場に事件を語り継ぐ石碑を設置しようと活動しています。今回、市場が閉鎖されることで、事件そのものが忘れられてしまうのではないかと心配しています。
東京・夢の島には。第五福竜丸を保存した展示館があります。わたしも藤沢市の子どもたちが、見学する機会をもっと増やすよう要望しています。

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KYBデータ改ざん問題で藤沢市民病院での使用が判明

油圧機器大手のKYBグループが、ダンパーと呼ばれる免震装置の検査データを改ざんしていた問題で、この会社のダンパーが、藤沢市民病院の東館で使われていることが判りました。藤沢市では、このダンパーが、国の定めた基準に適合しているのか、会社側の報告を受けて対応するとしています。

免震ダンパーは、地震が起きたとき、建物の揺れを抑えるため、建物を直接支える免震ゴムと共に設置されているものです。新しくできた東館では、この会社のダンパーが16本使われているということです。ただ建築基準法が改正されてからつくられた建物については、ダンパーに関わらず、震度6強から7の地震で倒壊する恐れはないとされています。

市内にある公共施設のうち、免震構造となっているのは、東館のほか、新しくできた市役所の本庁舎と防災センターです。この二つの建物については、KYBのダンパーは使われていないことが確認されています。本庁舎については、写真のように地下部分に性能がより良いアメリカの大手のダンパー、16本が使われています。63本の免震ゴムと共に建物を地震から守っています。

国土交通省によりますと市内では、市民病院のほかに民間の建物、2件でKYBのダンパーが使われているということで、影響が広がっています。

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決算報告

その発言が常に物議をかもすアメリカのトランプ大統領ですが、経済分野でかなり真っ当な発言をしたことが話題となっています。
アメリカ証券取引委員会に対して、企業に義務付けられている四半期ごとの決算報告を半期ごとに変えるよう検討を求めたのです。
例えば、利益追求が目的ではない市役所など行政では、予算が注目されても、決算が注目されることは稀です。しかし企業では、決算がどうだったかは、株価を大きく左右します。

ところが、四半期ごとの決算だと、そのときの決算内容に一喜一憂して、短期的な利益が重視されがちです。結果的に目先の利益ばかり追う羽目になり、長期的な戦略が描きにくくなる訳です。
長期的な視点の重要性は、基礎研究の予算が削られている科学界でも、ノーベル賞受賞者らが、主張しています。

街づくりについてもやはり、短期的な視点も、長期的な視点もバランス良く考慮していく必要があると思います。既成概念に捉われないトランプ大統領ならではの提案でしたが、実現は難しいようです。

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藤沢市内駅周辺の受動喫煙対策の現状

藤沢市は、昨年2月から、藤沢駅や辻堂駅、それに湘南台駅周辺だけでなく、市内にあるすべての鉄道駅周辺での路上喫煙を禁止する区域を設けています。受動喫煙をなくすためで、違反すれば、条例に基づいて、2万円以下の罰金に処せられる場合があります。

ところが、禁止区域から外れた私有地では、禁止区域にいくら近くても、喫煙は事実上可能です。中には、独自に喫煙場所を設けているところもあり、煙がそのまま禁止区域に流れ込んでいるケースがあります。駅を利用する市民の方からの苦情を受けて、市の担当者も、禁止区域近くで喫煙場所を作らないよう協力を求めていますが、受け入れてもらえないケースもあるそうです。

条例では、「喫煙者は、他人に迷惑をかけないよう努めなければならない」とあります。条例の主旨を理解してもらえないのは残念に思います。

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公共サイン

藤沢市は、公共施設の案内や規制事項を示す看板など公共サインに関するガイドラインを明らかにしました。

これまでこうした公共サインは、色や形などがバラバラで、表示が分かりにくかったり、街並みを阻害していました。またオリンピックを控えて、観光客にとって見やすい公共サインが必要なことから基準を決めたものです。
それによりますと▲色彩については、深緑や紺、灰色など抑えたものにするほか、▲文字の形はゴシック体で表記し、▲ピクトグラム・絵文字や英語表記を併記するよう定めています。また▲周辺の街並みや自然環境などに調和するようなシンプルな形の案内板にするよう求めています。

公共サインの統一は、藤沢市のブランド力向上のため、屋外広告物の規制強化と共に要望してきたものです。欲を言えば、公共サインに使用できる要素をもっと制限しても良かったのではないかと思いますが、街並みを良くするための大きな一歩です。

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藤沢市議会議員 清水竜太郎
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