元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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昔は通行料金が存在した江の島弁天橋

国土交通省は、観光地での渋滞を緩和するため、自動車から、通行料金を徴収する新たな制度について、検討を進めていて、来月から調査に乗り出します。
調査の対象となる全国四ヶ所のひとつに鎌倉市が選ばれました。藤沢市は、江ノ電の混雑対策に続いて、またもや鎌倉市に遅れを取ることになります。

わたしは、藤沢の江の島周辺の渋滞緩和策として、混雑期は、江の島に渡る交通の一部を除いて全面規制した上で、シャトルバスなどを運行するよう市側に提案しています。今回の通行料金の徴収についても、市側に考えは伝えていますが、さすがに導入は厳しいだろうと勝手に思い込んでいました。
ところが、最近、この話を市民の方々にすると、地元育ちの年配の方から、「江の島弁天橋を使うとお金を取られるから、子どもの頃は泳いで渡った」という話を相次いで聞かされたのです。

そこで調べてみますと明治時代に桟橋があったものの、流されやすいため、戦後すぐ、橋脚が鉄筋コンクリート製の木造の橋が作られたそうです。そののち、強化されたコンクリート製の橋に代わりました。この弁天橋を通るのに、通行料金が必要だったのです。
ところが1962年、オリンピック会場となった江の島東部の埋め立て工事に向けて、自動車専用の江の島大橋が完成すると弁天橋の通行料金も廃止されました。
いわゆる「ロードプライシング」の制度は、決して新しい考えではなかったのです。わたしも混雑期における江の島大橋での通行料金を徴収する案について、これからは堂々と語ろうと決意しました。

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藤沢市がセブンと地域活性化に資する包括的連携協力に関する協定を締結

藤沢市は、流通大手セブン&アイ・ホールディングスの「セブン・イレブン」など3社と地域活性化に向けた連携協定を結びました。市内には、コンビニエンスストアの「セブン・イレブン」が58店舗あるほか、スーパーの「イトーヨーカ堂」が3店舗、そして「ヨークマート」が2店舗あります。

協定によりますと、認知症への理解を進めるための講習を開いたり、健康に配慮した食事の献立づくりを提案したりします。
注目されるのは、業界最大手の「セブン・イレブン」が行なっている弁当などの宅配サービスです。鎌倉市は、この点に着目して、自宅のお年寄りに異変が生じた場合、行政に通報する協定を「セブン・イレブン」との間で結びました。藤沢市も地元の信用金庫などとこうした協定を結んでいて、見守り活動につなげています。

宅配サービスと言えば、「イトーヨーカドー」が展開しているネットスーパーも成長しています。生鮮食品など三万点の商品を対象にした細かなサービスが人気です。ネット小売りでは、大御所の「アマゾン・ドットコム」も生鮮食品の取り扱いを始めるなど注目されています。

藤沢市も、せっかく「セブン・イレブン」などと協定を結んだのですから、お年寄りの見守り活動の強化につなげてもらえればと思います。

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小田急百貨店藤沢店の現状と課題

藤沢駅南口にある小田急百貨店藤沢店が、インタビューに応じていただきました。昨年度の売上高は、前の年度より4%減少しています。
小田急側も現状では、なかなか厳しいことを承知していて、リニューアル・改装も含めて対策を検討しています。小田急でも婦人服など衣料品の売り上げが落ち込む一方、地下の食料品や一階の化粧品は堅調な動きとなっています。

小田急の購買層の中心が、年齢の高い富裕層です。高品質のデパートとしての特徴を押し出していくのか、それとも若者にもターゲットを広げた戦略を採っていくのか、模索しています。

来店客の流れを見てみますと、江ノ電の改札がある二階が半分近くの利用となっています。次が駐車場につながる一階の裏口となっています。いまは二階が婦人服中心となっていますが、観光客も多いだけに、このフロアの使い方が大きなカギとなると思います。
小田急ではまた、夏休み期間に地域の鉄道関連を集めた「のりものフェスタ」が好評です。

小田急としては、辻堂にあるテラスモール湘南による影響が大きいとしています。藤沢駅周辺の再整備にあたって、いかに辻堂とは違う魅力を高めていくかが、重要だと言えます。小田急百貨店藤沢店には、改めて感謝いたします。

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さいか屋藤沢店の現状と課題

藤沢駅北口にあるデパート、さいか屋藤沢店がインタビューに応じていただきました。藤沢店は、神奈川県を地盤とするさいか屋全体の売り上げの半分を占める稼ぎ頭です。
しかし昨年度の売り上げは、前の年度より、9%減少しています。柱の衣料品を中心に落ち込んでいます。

藤沢店では、まず来店者数を増やすことをめざしています。そのため、6階と7階に初めてテナントとして、家具を取り扱う人気の「ニトリ」を誘致しました。このほか、高級スーパー「成城石井」や、アウトドア用品「好日山荘」などが売り場を構えています。
また物産展などを行う催事場を充実させたほか、地下の食品売り場も刷新しました。堅調な食料品と「ニトリ」で、顧客を惹きつけ、上に下に店内全体を見てもらおうという戦略です。
ただ駅からつながる2階の売り場については、最新のファッションは、なかなか外せないとしています。比較的若い女性を対象とした婦人服が中心です。また富裕層向けの宝飾・時計も欠かせないとしています。

藤沢駅周辺の再整備については、駅方面から2階へのアクセスの改善を課題に挙げています。さいか屋藤沢店には改めて感謝いたします。

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総合防災訓練

藤沢市は、石川にある防災訓練センターで、総合防災訓練を行ないました。今回の訓練では、去年、新潟県糸魚川市で発生した大規模火災を教訓に、コンクリートミキサー車を取り入れた訓練が行なわれました。ミキサー車が、地下水からくみ上げた水を現場に運んで、「防火水槽」に補給しました。それを受けて消防団が、その水を使って放水訓練を行ないました。

糸魚川市の火事では、消火用の水が不足したため、建設会社の協力で、ミキサー車が水を搬送しました。消火に使われた水のほとんどが、水道を通って排水される「消火栓」からのものでしたが、次に多かったのがミキサー車からのものでした。36台が、合わせて460回も水を搬送したそうです。

ミキサー車の活用は、大規模な火災における水不足を補う対策として、注目されました。藤沢市は、今回の火災前から、菖蒲沢にある生コンクリート製造会社と協定を結んでいて、いざというときミキサー車が支援に駆け付けることになっています。

今回の訓練ではまた、災害時の相互応援協定を結んでいる山形市の関係者も参加したほか、注目の無人航空機・ドローンを使った現場の状況確認を行なう訓練も行われました。

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藤沢市議会議員 清水竜太郎
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