藤沢市が進める支えあいの地域づくり「地域包括ケアシステム」について理解してもらおうという催しが湘南台文化センターで開かれました。「地域包括ケアシステム」とは、少子高齢化が進む中、お年寄りだけでなく、障がい者や子どもなどみんなが住む慣れた地域で、安心して暮らしていくために支え合っていこうという仕組みです。
市内14か所に設けている「地域包括支援センター」を核に、社会福祉協議会や介護や医療など民間事業者、それに非営利組織などが連携します。様々な分野が重なってくるため、分かりにくいのが難点ですが、例えばお年寄りの中には、介護サービスまでは必要ないが、買い物や掃除など生活援助が必要だという方がいます。センターに相談すれば、地区ボランティアセンターなどを利用して適切なサービスを受けることができます。
催しでは、栄養バランスを考えた弁当を提供している非営利組織などの活動が紹介されました。一つの弁当を通じて地域交流が図られ、それがお年寄りの見守りにもつながるなど効果が出ているということです。