藤沢駅南口にある商業ビル、「フジサワ名店ビル」の耐震性が十分ではないことが分かり、建て替えが検討されています。
不特定多数が集まる大規模な建物については、法律によって、所有者が耐震診断を行ない、結果の報告が義務付けられています。
藤沢市内では、商業施設や学校など48か所が対象です。この結果、▲「名店ビル」は、震度6強から震度7の大規模な地震が起きた場合、建物が倒壊する危険性が高いことが分かりました。
そのほか、▲隣接する「藤沢プライム」や、▲駐車場などが入っている「神中第3ビル」、それに▲二ヵ所の工場についても同じです。また、▲ホテル「法華クラブ」については、倒壊の危険性があるとされています。それぞれの建物については、耐震改修などが予定されています。
「名店ビル」に隣り合う「ダイヤモンドビル」については、テナントがほとんど入っておらず、対象から除外されています。改修は努力義務であり、建物の使用を禁止することはできません。
一方、南口にある「小田急百貨店」や、「オーパ」、「イトーヨーカドー」、「オーケー」、「ドン・キホーテ」、そして北口の「さいか屋」や「ビックカメラ」については、耐震性が確認されました。