元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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小田急電鉄新ダイヤで変わる藤沢の利便性

小田急電鉄は、東京での複々線化に伴い、大幅なダイヤ改正を発表しました。改正は17日からで、藤沢市から都内に行き来する通勤客にとって利便性が高まりそうです。

それによりますと平日の朝、藤沢駅から新宿駅に向かう快速急行と急行の列車は、9本から14本に増発されます。始発は、午前5時40分で、21分も早まります。

平日の夕方以降、新宿駅から藤沢駅に到着する快速急行と急行の列車は、10本から18本にほぼ倍増されます。午後11時以降に発車する列車も2本あり、終電は午後11時35分です。遅い時間に帰るサラリーマンに配慮した形です。

一方で、午後10時以降、藤沢駅から片瀬江ノ島駅に向かう普通列車は、16本から12本に減ります。深夜の列車については、江ノ電も5本しかなく、不満の声をよくお聞きします。

藤沢市は、住宅都市であるだけに深夜の交通も一定の利便性が必要です。予算委員会で質問したところ、市側も鉄道事業者との協議会で伝えると述べました。

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「地域市民の家」の利用率向上と役割

藤沢市は、「地域市民の家」の利用率向上をめざし、来年度から利用回数を緩和したい考えです。市民の家は、現在41か所ありますが、平均の利用率は23%にとどまり、課題となっています。そこで藤沢市は、▲来年度からひと月当たり2回となっている利用回数を、原則として4回まで緩和するほか、▲カギの保管方法が問題となっていることから、新たに20か所についてはカギを入れる箱を設置して、暗証番号で管理する方向です。

市民の家については、地域の住民でつくる運営委員会の成り手不足が指摘されていて、9か所の継続が危ぶまれていました。各委員会が成立するには、8人前後の人材が必要となります。とりあえず人材が確保されたことから、継続が決まりましたが、今後の利用率次第では統廃合も考えられます。

市民の家についてはまた、他の利用方法が模索されています。地域の交流拠点である「地域の縁側」として、9か所が活用されているほか、放課後の児童を預かる「児童クラブ」としても活用できないか、検討中です。
片瀬山の市民の家については、近くにある幼稚園の跡地を事実上、用地取得していて、今後どのような施設を整備するか話し合いが行なわれる予定です。

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藤沢市、分譲マンション耐震化補助制度

藤沢市は、分譲マンションの耐震化を進めるため、補助制度を設けます。藤沢市は、3年後までにマンションを含めた住宅の耐震化率を95%まで高めたい考えです。木造住宅については、90万円を上限に耐震工事費の半分を補助する制度がありますが、マンションについては、耐震診断への補助にとどまっていました。

対象となるのは法律が改正される1981年以前に建てられたマンションのうち、診断の結果、倒壊の恐れがあると判断された建物です。管理組合に対して、上限はありますが、設計は半分が補助されるほか、工事は23%が補助されます。また津波の浸水予測区域にある避難ビルについては、さらに補助率を引き上げます。

藤沢市はまた、国道1号線など緊急輸送道路の沿道に建つ建物についても耐震化に向けた診断を義務付けています。藤沢市内では、片瀬から市民病院近くを走る国道467号線沿いを中心に38棟の建物が対象です。診断をまだ実施していない残り30棟に対して、補助も出るので診断を急ぐよう促しています。耐震不足が判った場合、工事を行なうかは努力義務ですが、いざというとき、道路を塞いでしまう自体は避けなければなりません。

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藤沢市における災害廃棄物の処理計画

藤沢市は、地震で発生するコンクリートのがれきなど災害廃棄物の処理計画をまとめました。

この中で、予想される災害廃棄物の発生量について、▲関東大震災のような地震が起きた場合、630万トンと想定しています。関東大震災のような相模トラフを震源とする海溝型の地震は、液状化や揺れだけでなく、津波の被害が予想されています。藤沢市の想定では、2万8000棟が全壊するほか、津波で1960人、津波以外で1300人が死亡するとしています。ただ発生の確率は、低いとされます。

これに対して▲首都直下地震のような地震が起きた場合、34万トンと想定しています。これは内陸型の地震で、液状化や揺れを伴います。30年で70%の確率で起きるとされています。

実際に地震が起きれば、大量のがれきが出るため、まず仮置き場が必要になります。防災計画では、▲大鋸にある谷根最終処分場、▲女坂スポーツ広場と女坂最終処分場、▲葛原にある最終処分場と第二最終処分場の5か所、合わせて7万5600平方メートルを仮置き場としています。仮置き場が不足した場合は、国有地や県有地の利用を検討するほか、民間の活用もあり得ます。
また熊本地震のように焼却施設が被災して処理能力が低下した場合、近隣の市町村の協力を仰ぐよう定めています。

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藤沢駅南口の空間に関するアンケート調査

藤沢市が実施した藤沢駅南口の空間に関するアンケート調査によりますと、エレベーターなどバリアフリーを望む意見が最も多いことが判りました。

これは藤沢市が、3000人を対象に行なった調査で、1階の地上部分の良い点について、「デッキが屋根代わりになって雨でも通行できる」が55%だったほか、「歩道が広い」「明るい」「緑が多い」などとなっています。2階のデッキ部分については、「安全に通行できる」が59%で最も多く、「雨の日も歩ける」「スムーズに行ける」などとなっています。

逆に悪い点については、「エレベーターやエスカレーターがない」「休める場所がない」「電車の乗り換えが不便」が並んでいます。

そして南口に望むものついて、「エレベーターやエスカレーター」が64%で最も多く、「ベンチや休憩場所」が45%、「屋根」が44%と続いています。その一方で「イベントを行なうスペース」や「観光情報」への支持は、低くなっています。

自由意見としては、藤沢駅前は、都会と郊外がほどよく混ざっており、買い物もしやすいという意見が多く、くつろげるスペースやイベントができるスペース、そして地元産のものが買える場所を求める意見が目立っています。
選択肢から回答を選ぶ方式では、どちらかというと利便性が重視されているのに対して、意見を記述する方式では、比較的、個性が重視されている印象を受けました。

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藤沢市議会議員 清水竜太郎
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