元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

清水竜太郎のオフィシャルサイトです

藤沢市にある歴史的建造物「旧三觜(みつはし)家」住宅の保存について

藤沢市羽鳥にある国登録の有形文化財、旧三觜(みつはし)家住宅について、明治地区の有志らが保存を求めています。

この建物は、地元の名士、三觜八郎右衛門の住宅だったもので、140年以上前に建てられました。当時の民家としては珍しい木造二階建てで、貴重な木材が使われています。
また薬医門と呼ばれる正門は、格調高く、周りの石の塀も見ものとなっています。
建物は、国登録の有形文化財となり、藤沢市や地元有志の協力で、一般公開されています。しかし、相続の関係で、所有権が民間に移ったことから、建物の保存が厳しくなっています。

三觜八郎右衛門は、教育に熱心で、明治時代、民間の私塾の開校に尽力しました。この私塾、「耕余塾」からは、多くの人材が輩出され、吉田元総理もその一人だそうです。
文化財に指定されても、ルールは緩く、保存の義務などはないということです。地元の有志らも、いまのままでの保存が厳しいことは承知していて、藤沢市に対して何かしらの形での保存を求めています。歴史的な価値があるだけに、例えば、正門を近くの小学校の正面玄関に移設したらどうかと思っています。

f:id:ryotaroshimizu:20190302191454j:plain

f:id:ryotaroshimizu:20190302191516j:plain

f:id:ryotaroshimizu:20190302191535j:plain

村岡公民館建設予定地

藤沢市は、新たに建設する村岡公民館について、建設予定地が浸水する恐れがあることから、地面を1メートル高くすることが望ましいという考えを示しました。

新しい村岡公民館は、弥勒寺にあるいまの公民館の老朽化にともない、村岡東にある土地に複合施設として整備する方向です。
公民館の中身については、▲1階には、地域包括支援センターや、地区ボランティアセンター、▲2階には、体育室や、音楽室、学習室、調理室など、▲3階には、ホールや、多目的室、それに談話室を予定しています。

予定地は、北側を走る道路と比べて、1メートル低く、2メートル未満の浸水が想定されています。公民館は、災害が起きたとき、地区の防災拠点になります。このため、藤沢市としては、1メートルの盛り土をして、高低差をなくした上で、浸水を防ぐ止水板を取り付けるとしています。

予定地の東側については、藤沢市などが、JRの新しい駅をつくりたい考えです。藤沢市は、新駅の設置の如何に関わらず、ここに公民館を建設したいとしています。

f:id:ryotaroshimizu:20190301182356j:plain

藤沢駅大規模改良工事について

小田急電鉄の藤沢駅の改札口を2階に移設する事業について、藤沢市は、1階にも改札口を残すかの判断は、小田急電鉄が決めることになると指摘しました。

この再整備事業は、藤沢駅を改良すると共に、南北をつなげる自由通路をいまの2倍に拡幅するもので、このほど、JRと小田急電鉄の3者の間で基本合意しました。
その中で、小田急電鉄の改札口を2階にもっていき、JRの改札口と並列する形にすることで、利便性を高めるとしています。

藤沢市は、1階にあるいまの改札口については、これまで取りやめる方向でしたが、今回、「南口へのアクセスも有用であり、最終的には小田急が判断する。客の流動と構造的な課題を踏まえて検討していく」と述べました。

藤沢市が負担する事業費については、総事業費310億円のうち、180億円としています。
安全対策上の懸案であるホームドアの設置について、小田急電鉄については、今回の事業に伴って設置するとしていますが、JRについては、事業中には間に合わないとしています。

藤沢市は、藤沢駅の再整備のほか、村岡地区への新駅の設置も進めたい考えで、財政への圧迫が懸念されています。これについて、藤沢市は、財政が厳しいという認識があるとした上で、「藤沢駅は顔であり、先送りできない。村岡新駅で利便性が向上し、藤沢駅への一点集中を分散化できる」と説明しました。

f:id:ryotaroshimizu:20190227113003j:plain

オリンピック開催に向けた片瀬江ノ島駅周辺の整備について

藤沢市は、小田急電鉄の片瀬江ノ島駅の駅前広場を通る車道の廃止について、将来的には廃止することが望ましいという考えを示しました。

藤沢市は、オリンピックに合わせて、駅周辺の整備を進めようとしていて、小田急が駅舎を建て替えるほか、藤沢市としては車道を廃止して、広場の有効利用を図りたい考えでした。
しかし住民からの反発が、想定より多く、880人分の反対署名が提出されたほか、説明会でも反対の声が強く、計画を変更したものです。ただ藤沢市としては、車と歩行者が交錯し合う状況は、安全上危険であり、廃止が望ましいという考えは変わらないとして、今後も、将来的な計画について、住民と話し合っていきたいとしています。

これに伴って、駅の南側に作る交通空間については、乗用車一台分が接車できるようにします。交通空間の工事は、夏ごろに始まる予定です。また交通対策として、駅の西方に位置する片瀬西浜橋通り線の踏切改良工事も同じ頃から始まります。

f:id:ryotaroshimizu:20190223131541j:plain

ODAKYU湘南GATEに移転する南市民図書館について

藤沢市が、新しい小田急百貨店の中に移転する南市民図書館の概要が明らかになりました。

注目の開館時間は、平日が午前10時から午後8時まで、土曜日や日曜日、祝日は、午前10時から午後6時までとなります。
休館日については、第二月曜日となります。いまと比べて、結果的に開館時間が延長される格好です。これについて藤沢市は、多様な生活様式に対応して、幅広い世代に利用してもらいたいとしていて、職員の勤務時間をずらすなどして対応する考えです。
また1階には、本を返却するポストを設置する予定です。

今回の移転は、南市民図書館と市民ギャラリーを「ODAKYU 湘南 GATE」の6階に移転するもので、フロア全体の7割を図書館が占めます。
特にバリアフリーに力を入れていて、車イスが使いやすいようになるほか、乳幼児用の休憩室など子ども連れの方々にも配慮しています。

年間の賃借料は、およそ1億円で、準備期間として4月から6月までいまの図書館が休館となり、7月の移転オープンとなる予定です。
図書館は、将来的には新しく建て替える予定の市民会館と複合化される方向で、暫定とはいえ、それなりの年数の仮住まいとなります。

f:id:ryotaroshimizu:20190222205720j:plain

f:id:ryotaroshimizu:20190222205739j:plain

 

藤沢市議会議員 清水竜太郎
〒251-0052 藤沢市藤沢 991-19-901
© 2015 Ryotaro Shimizu All rights reserved.