緑と街並みを守るための藤沢市民の活動を行政が、しっかりと支えられないか。東京・町田市の「住みよい街づくり条例」について、調べてきました。
まず自治会などは「地区街づくり団体」として登録します。そして景観を守るなど目標を作り、投票にかけます。住民などの過半数の賛成が得られれば市に申し込むことができます。さらに目標を実現するための具体的な計画を作る際も投票します。こちらは、3分の2以上の賛成が必要です。市が認めると計画に従って、建物の高さや最低敷地面積などについて業者は、事前相談をしなければなりません。
藤沢の「住民協定」が後ろ盾のない紳士協定であるのに対して、町田の「地区街づくり計画」は条例によって守られます。また計画を作るまでの過程で、市がアドバイザーの派遣や資料代の補助など支援を行ないます。こうした支援も条例で担保されています。条例を活用して、いま9つの団体が登録していて、このうち2つの団体が計画の策定までこぎ着けています。