藤沢市本鵠沼に新しい認可保育所「げんきっず」が、オープンしました。０歳から、5歳までを対象にしていて、定員は90人となっています。周りが住宅街であるために、近隣住民と話し合いを重ねてきました。その回数は13回に上ったということです。
藤沢市には、60カ所の認可保育所があり、定員は6200人となっています。しかし、認可保育所に申し込んだのに入れなかった人数が、810人となっています。認可保育所の増設に限界がある以上、現実的かつ迅速な対策が必要です。
待機している810人のうち、195人は、一定の基準を満たした認可外保育所を利用しています。わたしが気になるのは残りの600人ほどがどうしているのか、ということです。預け先がないため、お母さんたちが仕事をあきらめてはいないか、ということです。
藤沢市では、認可外保育園の質を上げようと一定の基準を満たせば、認可外でも、「藤沢型」として認定しています。こうした「藤沢型」は、21か所あり、定員は670人余りですが、はじめから「藤沢型」を選んだケースも含めても、調査時点で200人ほどの空きがあります。認可外は料金が高くなりますが、「藤沢型」の利用者には、こうした負担を埋めるために補助も出るのにもったいない話です。
