地域でおもしろい活動をしている人たちを取り上げる雑誌「ソトコト」の指出編集長が、隣の茅ヶ崎市で講演するというので、駆けつけました。
会場は、新しいアイデアを持っている人をほかの人につなぐ交流スペース、「チガラボ」です。
講演の中で指出編集長は、島根県江津市に移住して、硬いパンを売りのカフェを始めた夫婦を例に、「ご夫妻が計画を伝えたら、あっという間に人間関係が広がって、開店に繋がったそうだ。都市部は人口が多くても、仕事から帰って寝るだけだ。街づくりを自分ごとと捉えている住民はどれだけなのだろうか」と指摘しました。
藤沢市でも、サラリーマンが多いのに仕事に追われ、なかなか街づくりに関われないのが現実です。わたしもサラリーマンだったのでよく分かります。たまの休みくらいはゆっくりしたいものです。その結果、地域活動の主役は、どうしても街の有力者に偏りがちです。普通のサラリーマンたちが、立ち上がれば、政治も地域も一変すると思います。
指出編集長はまた、興味深いことを話しました。東京の逆襲が始まると言うのです。都内の各地域で、おもしろい活動に取り組む人たちが増えてきたと言うのです。
藤沢市もうかうかしていられません。会場には、藤沢から参加した人たちも少なくなく、勇気付けられました。