一般質問では小田急線の片瀬江ノ島駅周辺の再整備と江ノ電の混雑対策についても藤沢市の見解を聞きました。
環境にやさしい街をアピールするため、重要なのが、自転車の利用です。いわゆるレンタサイクル・貸し出し用自転車は、民間でも行われていますが、必ずしも便利なところにあるわけではありません。レンタサイクルを片瀬江ノ島駅から始めれば最適だと考えています。
県内でも買い物などにも使え、乗り捨てもできるコミュニティサイクルが広がっています。横浜市だけでなく、小田原など県西部も民間運営でスタートしています。需要を掘り起こす形で周遊コースなどを提示すれば利用も広がります。これに対して藤沢市は、「採算性が問題となるが、環境対策としても検討していく」と答えました。
また建て替えが検討されている片瀬江ノ島駅の駅舎について、文化・歴史的および観光資源としての価値を考えると個人的には保存を訴えるべきだと考えています。これに対して藤沢市は「保存を求める意見も出ており、建て替えについては、市民らから愛される駅舎となるようお願いしている」と述べました。
環境対策として、観光客に対する公共交通機関の利用を呼び掛ければ、それだけ地元住民への影響も広がります。とくに江ノ電は、混雑が激しいことで知られます。
このため、鎌倉市は住民を優先して入場させる実験を行ないました。同じターミナル駅としてわたしも藤沢駅の独自調査を行ないましたが、午前中の混雑がとくに激しく、入場を待つ列は、陸橋を超えて、西側の横浜銀行前まで続きました。
鎌倉と同じような住民を優先する仕組みが必要だと実感し、考えを聞きました。これについて藤沢市は、混雑は把握していると指摘した上で「江ノ電との協議を進めていく」と答えました。