元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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GW期間中の江ノ電駅混雑に関する藤沢市と鎌倉市の対応の差

10連休中の今月3日から鎌倉市と江ノ電は、住民が優先的に駅構内に入れる取り組みを実施しています。
これは例年、大型連休中、江ノ電の混雑がひどく、駅の外まで列ができてしまうことに対応するためです。鎌倉市がこのような取り組みを行なうのは、3年連続です。
江ノ電に乗るため、列ができるのは藤沢駅も同じです。これまで2年間にわたって、わたしも独自に調べてきましたが、今年も混雑はひどいものでした。ピーク時、オーパ側から始まった列は、時計回りにつづき、JR方面からそのまま一周する形で数珠つなぎとなりました。

わたしは議会でも藤沢市に対して、鎌倉市と同じ住民優先の取り組みを行なうよう要望してきましたが、実現していません。鎌倉市が去年、行なったアンケート調査でも、取り組みを有意義だとした回答が、77.5%に上ったほか、今後も続けてほしいとした回答が93.2%に達しています。

わたしは最近、藤沢市と鎌倉市の政策実行力に大きな差を感じています。湘南鎌倉として同じような価値観をもっており、観光地としても有名なのに鎌倉市に先を越されています。顕著に表れているのが交通と環境政策です。

江ノ電の取り組みもそうですが、鎌倉市では中心街の交通渋滞を緩和しようと試験的に乗用車に課金する「ロードプライシング」事業が計画されています。もともと「パーク&ライド」にも熱心など、公共交通機関の利用促進による温暖化対策にも通じる政策を進めています。そもそも藤沢市と違って、交通問題を専門的に扱う部署があるのだから意識が違います。
さらに去年秋には、プラスチックのごみをなくすことをめざす宣言を発表し、レジ袋の削減を徹底することや、プラスチック製ストローの利用を廃止すること、そして市役所内のペットボトル飲料販売を極力減らすことをめざすとしています。
お隣の鎌倉市がブランド力を磨くのに懸命なのに対して、藤沢市は随分のん気だなと感じざるを得ません。

今回、藤沢駅で市役所の担当の方々が、調査に訪れていました。ご努力に感謝すると共に、住民優先の取り組みに参加するようお願いする次第です。

連休江ノ電藤沢駅の混雑

毎年恒例の連休中の江ノ電藤沢駅の混雑

連休中の江ノ電藤沢駅の混雑

江ノ電藤沢駅乗車待機列はJR藤沢駅方面まで伸びる

連休中の江ノ電藤沢駅の混雑

改札外へ続く江ノ電藤沢駅の行列
藤沢市議会議員 清水竜太郎
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